ホンでもって自己探求してる日々

ー大切なことはみんな本が教えてくれたー

幸せになる勇気

2017-02-13 09:44:39 | 日記
「幸せになる勇気」
ー岸見一郎 古賀史健ー


今ドラマでやっている「嫌われる勇気」の
続編。

嫌われる勇気は読んだのですが、
こちらはまだだったので。

ドラマはう~ん、ですが、
アドラーの考えがわかりやすくまとめられていて
毎度見ています。


さて、こちらは嫌われる勇気で開眼した青年が
現実と思想の狭間で打ちのめされ
哲人を論破しに来るという設定。

結局青年は諭されて帰るのですが。

アドラー心理学とは机上の空論だと
青年も言っている通り、
現実には思うようにいかない事が多々あります。

だから心理学というより
理想を示した哲学だと私は感じます。


私なりにまとめてみますと。

・課題の分離
・承認欲求を他者に求めず「嫌われる勇気」をもつ。
・目の前の人を信頼し共感し「今」を生きる。
・決意し運命の主人になる。


アドラーは人間の根源的な欲求を「所属感」
だと言っています。

誰かの役に立っているという貢献感を持ち、
そこに居場所を感じられる時に
人は幸福を感じられると。

でも人からの承認を求めるのでなく、
自分で自分の価値を決定する事が大切だと。

私は私である「普通であることの勇気」
そこにいるだけで
誰かに貢献しているのだという意識。

その上で、目の前の人に信頼を寄せ、
(もしも私がこの人と同じ心を持っていたら?)
と言う想像(共感)を巡らせ
理解しようと試みることの大切さを言っています。
(共同体感覚)


それだけ他者を意識した心理学なので
アンドウさんのように冷血な人には
ならないと思うのですが・・・

この心理学を実践したら
新しい世界が待っているのかもしれませんが、
私はまだそこまでの勇気はないです。

現実と折り合いをつけながら
徐々に取り組んでみたいなと思います。


最後の締めくくり、
哲人がこの心理学を一言で表した言葉。

「愛し 自立し 人生を選べ」

この意味をじっくり考えてみたいと思います。