遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

リンゴを頂きました

2016-11-27 16:03:18 | 日記
平成28年11月27日(日)

林檎のお歳暮

毎年この時期になると、古い友人から
美味しい林檎を一杯送って頂きます。
宅配の箱を開ける、大きな林檎が箱に
びっしり、、りんごのとても良い香りと
真赤な色が目に飛び込んで参ります。


林檎は、秋に熟する果物の王様、、、、
色、香り、味、それに滋養の面でも優れて
何といっても、生で齧るみずみずしさが
一番ですが、加工しても「パイ等の菓子」
「酒」「羊羹」「フルーツゼリー」等や
料理として、色々利用されています。

アップルパイ

めんこいリンゴ

フルーツゼリー


青森を始めとする東北、信州や岐阜等で
生産されて、日本人に一番親しまれる
果物ですね。

品種も紅玉、国光から今では「ふじ」や
「世界一」等が主流となり、より美味しく
改良されたものが殆どです。

林檎で直ぐに思い出される二つの歌

「リンゴのひとりごと」1940年(昭和15年)
 作詞:武内 俊子、作曲:河村 光陽
わたしは真赤なりんごです
お国は寒い北の国
りんご畑の晴れた日に
箱につめられ汽車ポッポ
町の市場へつきました
リンゴ リンゴ リンゴ
リンゴかわいいひとりごと

2番の
果物店のおじさんに
お顔をきれいにみがかれて
みんな並んだお店先
青いお空を見るたびに
リンゴ畑を思い出す
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童謡「りんごのひとりごと」

この曲の作られた少し前まで東北地方は
冷害、飢饉に見舞われ、娘たちは女衒と
呼ばれる人買いに連れられ身売りされ、、
子の歌の2番の詩には、女の悲しみや
世間の冷たさを切々と訴えて居る様な、
(合田道人著:童謡の風景より)

実際、この詞を書いた時に竹内さんは
入院中に見舞いとしてリンゴを貰い、
この詩を作ったといわれています。

「りんごの唄」1946年1月
 作詞:サトウハチロー、作曲:万城目正

並木路子の「りんごの唄」

赤いりんごにくちびる寄せて
だまって見ている青い空
リンゴは何にも言わないけれど
リンゴの気持ちはよくわかる
リンゴ可愛や可愛やリンゴ

子の唄は、日本で戦後初めて封切られた
映画「そよかぜ」の挿入歌として、、
歌手の並木路子さんが唄い、大ヒットし
戦後の復興にかける日本人の心を大いに
癒してくれました。
ラジオその他で毎日聞かれない日は
無かった様です。

今日の1句(俳人の名句)

胃痛癒えて林檎の来る嬉しさよ   正岡 子規

蛍めく奥羽りんごの明かりかな   室生 犀星


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