11月まで来客が続き、もうその年は終わりかなと思ったら、なんとさらにもう一人やってきました。
12月はフランス人にとっては大事なイベントのクリスマスの月で、例年来日は少ない。
彼はクリスマスはもちろん家族と過ごすが、その直前にやってきた。
台風騒動のあった初来日から一年三か月、あの時は奈良だけの滞在で、2mもあろうかという大きな図体からは想像できないほど慎重で心細さを滲ませていた。
しかし今回は自分で九州の滞在先を見つけ、奈良に来る前に一週間滞在していた。
日本人の男性とフランス語の話せる外国人の女性の夫妻のところをうまく見つけたようだ。
そしてその福岡を拠点にバスで長崎(呼子)まで行ったり、一回目の時とは比べものがないくらい積極的に一人で動いたようだ。
本当は東京でも滞在したかったようだが、滞在先の都合が合わず、滞在なしで夜行バスで、東京の女性にも会いに行った。(九州と東京を夜行バスで往復したから、相当長い時間かかり大変だったと言っていた。そりゃそうだろう。)
聞けばその女性は、10月に来たアドリアンが滞在したところだった。
そしてジュリアンに、彼女はアドリアンのことを「牧師さんかと思った」というエピソードを話したというのだ。
ジュリアンはこの初対面の女性とも、とても楽しい夕食をしたそうで、「たくさん笑い冗談もいっぱい言い合った」と言っていた。
奈良へ来るのは、福岡からリーズナブルな航空券があると教えていたので、難なく来ることができた。これも前と比べると全然違う。
奈良でリムジンバスを降りてきた彼の笑顔は、自信さえも感じられ、嬉しい再会となった。
夜の到着で五泊だったので、四日間のうち二日は奈良へ、今回は大阪へ一日、そして念願の京都も訪ねることになる。
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