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【国内ホテル業の危機】急増する廃業のわけとは…

2016-10-16 16:53:11 | 旅行
2016年10月15日のYahooニュースにて

大阪の堂島ホテルが年内で営業終了と報道されました

このホテルは1984年に開業し財界人や著名人らも数多く利用してきた高級ホテル

が、老朽化もあって事業を続けることが難しくなったとのこと


堂島ホテルとは素泊まり¥7000(税込)~で泊まれるビジネスホテル

客室はダブル、ツイン、スイートルームがあり計76部屋

ホテル内には4つのレストランとバー、結婚式場、9つの会議パーティ施設など完備

JR北新地駅、地下鉄西梅田駅より徒歩3分と立地も抜群です

ちなみに口コミ評価では、楽天トラベル 4.25(口コミ数2000以上)


大阪といえば海外からの観光客も急増し、ホテルはどこも満室状態です

東京五輪を控え、さらに海外からの観光客は増加することが予想されています

ホテル側も収容能力を上げようと、客室数を増やすなどの対応をしています

大阪や京都の街中にあるホテルはまさにドル箱

そんなホテル業はバブルを迎えている中、なぜ堂島ホテルは廃業するのか?

これは、このホテルに限らず、日本中のホテル旅館が現在抱える共通の問題です

それは

「耐震」

地震に対する建物の耐震基準が大きく変わったからなんです

この堂島ホテルは1984年築と、当然その当時と現在の耐震基準は異なります

堂島ホテルと同じく1980年代から90年代のバブル期に建設されたホテルや旅館などは国内ではかなりの数になります

これらの大量の宿泊施設は、現在の基準に沿った耐震工事をしないといけないんです

この耐震工事に掛かる費用…建物の規模によりますが巨額の資金が必要になります

宿泊施設の耐震基準はその性質上、他の業種より基準が厳しいです

堂島ホテルの場合、ホテルの営業は終了しますが、建物は今後も利用する予定です(現在未定)


国内トップクラスの人気がある格安ホテルチェーン「大江戸温泉グループ」の宿

このホテルグループの中のひとつ兵庫県城崎温泉にある「大江戸温泉物語きのさき」

高級温泉街である城崎温泉にある格安ホテルということで、予約がなかなか取れない人気の宿です

このホテルは現在、耐震工事の真っ最中で2016年9月26日~12月16日まで休館しています

2ヶ月以上もホテルを休業して耐震工事をしているんです

この大江戸温泉グループの宿は今後、随時グループのホテル耐震工事を進めていく予定です

ちなみに大江戸温泉グループの親会社は巨額の資金を持つ米ファンド「ベインキャピタル」

2016年8月には世界で初の温泉に特化した「リート法人」を立ち上げ、さらに資金を得ています

耐震基準に対応するには莫大な資金がないと不可能なんです


国内のホテル業を営む会社は、耐震工事、資金回収にかかる期間など、天秤にかけて判断します

人気のあるホテルチェーンは、順番に工事をすれば、他のホテルで利益がでるので痛手は少ないです

堂島ホテルのように立地的にいい場所ならホテル以外の利用価値もあります

しかし単体で経営している地方のホテルだと、そうはいきません

まず、宿泊客が居る状態で工事は不可能なので、どうしてもホテル休業が必要です

耐震工事となると、数日で済むような規模ではないので、それなりの休業期間が必要になります

スキー場にあるリゾートホテルのような形態の宿ならば、オフシーズンに工事も可能ですが、温泉街や街中にあるような365日営業の宿だと休業せざるをえません

しかもその期間、従業員の給料もある程度保証する必要があります

宿側としては工事費、人件費など支出はかさむのに稼ぎが全くない

体力のない小規模な宿ほど苦しくなるんです

結果として、現在売りに出されてる、もしくは売却したいと考えてるホテル旅館は、かなりの数になることが想像されます

残念ながら国内の企業にはそんな資金の余裕は期待できません

そうなると外資が、その中でも優良物件と思われる建物から次々に買収します

優良ではないと判断された建物は…

空家が急増しているのと同じく、廃墟化したホテル旅館が今後増えていくのでしょうか

ただ地方の雇用面や、建物が廃墟と化して幽霊屋敷になってしまうという点で見れば

外資でもなんでもいいから買収されたほうがいいのかもしれません

人の流れが途絶えた場所には、人は住めなくなるのが現実ですからね
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