ジャパネット〇〇〇で御購入された、電動アシスト車の修理を
お持ち込み頂きました。
事故でリヤホィールが見事、ポテトチップス(大きく曲がること)に
自動車と衝突し、吹っ飛ばれたそうです。
問題はリヤの車軸駆動で、しかもコード類がナット、ワッシャー、両立て
スタンドまで貫通状態で外せない仕様。
どう考えても、修理を前提とした設計はなされて無い。
失敗を恐れ、それとなく、諦めて頂く様にお勧めしたのですが
お客様の御意向も強く、丁度、極似したARAYA製MTBリムの在庫が在った為
「ダメ元」を前提でお受けすることになりました。
タイヤ交換位なら何とか(コードは怖い)と思うのですが
リム交換は、私的にもかなりのハードルの高さを感じながら、スタート
兎にも角にも、コードの破損が心配です。
お預かりしたマニュアルには、箱から出してからの簡単な取説のみ
「修理は返送で」ですと(往復送料いくらなの?)
と書かれていますし、また、他で直したら「保障外」とな。
*販売店、無記名(笑)・・何かあったら、逃げる積り?
ネットで、検索しても修理方法の情報無し。
*AMAZONでの“口コミ”は極悪
知り合いの、一般車の経験豊富な同業者の方々にアドバイス伺うも
皆さん「やったことないな~、それ、断った方がイイですヨ~」でした
元に戻す時のことを考え、デジカメで、撮りまくりながら
分解してやっとここまで辿りつきました。
さあ、ここからが問題です。
車軸が太い&ノンコグ・サイド(ギヤの反対側)がコード付にて、
一般車用の振れ取台での作業は不可。
PARK TOOLのV字マウント(上から挿入)が無ければ出来ないところでした。
PARK TOOLの振れ取台を床面に移動して作業開始
リムのセンターポジションが不明(持ち込まれた状態がポテチ)
試行錯誤・格闘の末、リムの交換は何とか終了。
カプラー等を再接続(相手の無いカプラーや、外した覚えの無いジョイント
が外れていたり?)
でも、スイッチが入り、試走でもチャンと駆動感が在ったので
多分OKだと思われます。(汗)
*一般的な、日本のアシスト車は、初動に大きく働き、時速20数キロで
アシストがストップ(年配の方への配慮・・規制が有ります)するのですが、
これは20数キロ位からスイッチON
多分、時速50キロは出るんじゃなかろうか?
と思われる高速仕様(多分、日本の基準から外れていると思います)。
こういうのを堂々と販売する通販、ジャパネット〇〇〇、
安全上、訴訟にあったら逃げられない規模の会社のはずなんですがネ。
取り扱い基準がかなりいい加減だと思います。
他の家電製品等にも、疑問を感じちゃいますネ。
当方の立場ですと、修理を前提にしてないところでしょうか
素晴らしい!
でも、オーナー様が御無事で何より