元・自転車屋のバイシクルライフ

自転車稼業から解放されて、自転車を味わうことにする

手強いのに挑戦!

2015-01-27 | 作業日誌

ジャパネット〇〇〇で御購入された、電動アシスト車の修理を

お持ち込み頂きました。

事故でリヤホィールが見事、ポテトチップス(大きく曲がること)に

自動車と衝突し、吹っ飛ばれたそうです。

問題はリヤの車軸駆動で、しかもコード類がナット、ワッシャー、両立て

スタンドまで貫通状態で外せない仕様。

どう考えても、修理を前提とした設計はなされて無い。

失敗を恐れ、それとなく、諦めて頂く様にお勧めしたのですが

お客様の御意向も強く、丁度、極似したARAYA製MTBリムの在庫が在った為

「ダメ元」を前提でお受けすることになりました。

タイヤ交換位なら何とか(コードは怖い)と思うのですが

リム交換は、私的にもかなりのハードルの高さを感じながら、スタート

兎にも角にも、コードの破損が心配です。

お預かりしたマニュアルには、箱から出してからの簡単な取説のみ

「修理は返送で」ですと(往復送料いくらなの?)

と書かれていますし、また、他で直したら「保障外」とな。

*販売店、無記名(笑)・・何かあったら、逃げる積り?

ネットで、検索しても修理方法の情報無し。

*AMAZONでの“口コミ”は極悪

知り合いの、一般車の経験豊富な同業者の方々にアドバイス伺うも

皆さん「やったことないな~、それ、断った方がイイですヨ~」でした

元に戻す時のことを考え、デジカメで、撮りまくりながら

分解してやっとここまで辿りつきました。

さあ、ここからが問題です。

車軸が太い&ノンコグ・サイド(ギヤの反対側)がコード付にて、

一般車用の振れ取台での作業は不可。

PARK TOOLのV字マウント(上から挿入)が無ければ出来ないところでした。

PARK TOOLの振れ取台を床面に移動して作業開始

リムのセンターポジションが不明(持ち込まれた状態がポテチ)

試行錯誤・格闘の末、リムの交換は何とか終了。

カプラー等を再接続(相手の無いカプラーや、外した覚えの無いジョイント

が外れていたり?)

でも、スイッチが入り、試走でもチャンと駆動感が在ったので

多分OKだと思われます。(汗)

*一般的な、日本のアシスト車は、初動に大きく働き、時速20数キロで

アシストがストップ(年配の方への配慮・・規制が有ります)するのですが、

これは20数キロ位からスイッチON

多分、時速50キロは出るんじゃなかろうか?

と思われる高速仕様(多分、日本の基準から外れていると思います)。

こういうのを堂々と販売する通販、ジャパネット〇〇〇、

安全上、訴訟にあったら逃げられない規模の会社のはずなんですがネ。

取り扱い基準がかなりいい加減だと思います。

他の家電製品等にも、疑問を感じちゃいますネ。

当方の立場ですと、修理を前提にしてないところでしょうか

素晴らしい!

でも、オーナー様が御無事で何より

YADA CYCLE

 

 


26インチMTB用スチール・リジッドフォーク

2015-01-22 | 商品説明

TESTACH MT-Dディスク・リジッド

「業界の申し合わせ」だとしか思えない、26インチMTBの撲滅作戦

事実上、2015年がその元年になりました。

主要各メーカーは、カタログから、一斉に26インチを消し去った様です。

ジャンプ系の様な、空中での大きな動きが要求されるジャンルでは

26インチのアドバンテージは残っていると思うのですが

少数派ですからネ。

ただし、実市場に既存しているのは26インチ

まだまだ、従来の愛好家は圧倒的に26ユーザーが多いわけです。

そこで、こういう商品の展開は、コア・ユーザーの味方ですネ。

材質 : クロム・モリブデン鋼

コラムサイズ :  1ー1/8インチ

エンド幅 : 100mm

ディスク台座 : インターナショナル・スタンダード

カラー : オーダー・カラー

価格 : 18000円(税別)

納期  : 3~4週間

ここで、ご注文頂いたフォークの精度チェックです。

エンド幅は、バッチリと100mmジャスト

左脚に溶接されている台座は?

MAGURA・ツールでチェック

ブレーキ台座の精度もバッチリ、非常によく出来てます。

イヤハヤ、有り難い。

ここから、話は反れて、与太話へ。

最初に出回った、インターナショナルSTDブレーキ台座ですが

コイツは、ドイツのMAGURA社の工具を準備して対応

其の後、フロントをメインにポストマウントの採用率が上がり

今の、MTBの主流は前後ポストマウントになりつつある傾向。

ポストマウントは、PARK TOOLを泣く泣く購入

前後アクスルの大径化には、後発のオプション追加でしのいできました。

もう、これで十分でしょ~?工具は。

完成車のアッセンブルでも、総てチェックを入れたい当方

最近、はたまた悩ましい傾向が

リヤのブレーキ台座の位置が、チェーンステーに来ていること。

ロード系はインターナショナルSTDも

チェーンステーを下げてまで突っ込んできました

リジッドMTBは、ポストマウントを、マアこんな狭い所に。

で、どうしても、既存のツールでは確認出来ない部位が出現。

メイン取り扱いブランドのTREK社位になると、OEM先もレベルが非常に高く

実際、本格的修正というパターンはマズ御座いませんが、気持ち的には

工具は、是非揃えたい。

2015のPARK TOOLで、どうも、この辺りに対応したラインナップが

追加されている様です。

末端価格にして、約70000円

しかし、実際に上記写真のスペースに対応出来るかは、やってみないと?

メーカーは「100%使えます」とは答えてくれません。

ブレーキ以外で、使えなかったツールや、

直ぐに、バージョンUP版が出たりという、過去が

アア、悩ましい

YADA CYCLE

 

 


「与太話」の続き

2015-01-20 | 与太話

当店の、「時代遅れな?実力者達」ですの続編です。

ずっと留守電だった(多分、長い、正月休み)「MORIZUMI」さん

と連絡が取れました。

仕入れた問屋さんに「多分、辞めたんじゃ~?」と

言われたのでとても心配でした、そうです、“消耗品”の事。

「MORIZUMI」さん、取引先の関係で、アメリカ、ヨーロッパ向けで

御活躍されていました。

アメリカでは、既に数千台の販売、今も順調だそうです。

其の訳が判りました。

WHEEL FANATYK(WHEEL SMITHの元オーナーらしい?)が

USAで、バンバンと拡販されている様です。

この会社、「MORIZUMI」マシーンにゾッコンの様でして

Webを拝見し、今頃、この道具の価値を再認識しちゃいました。

製作者の“モロ職人”の「MORIZUMI」さんも、お元気そうで

消耗品のメンテナンス(ウチの方が早く終わるかも?)の心配も

結局は、当方の「取り越し苦労」だった訳でネ(笑)

こうなったら、お互いの寿命が尽きるまで(当店、機械、製作者の方)

「使い倒して」いや、「使い倒さないと」勿体無い!

YADA CYCLE

 

 


TACURINO(タクリーノ)ホィール・バランス システム

2015-01-13 | 技術情報

半年程前導入、特定のシリアスな方には、ご利用頂いているのですが

ビジュアル的に形の見えないモノなのと、極一般の方には訴求効果の無い

アイテムなのでしょうかネ?

今一、出動頻度が少なく感じます。

まあ、当方のPRの仕方が悪いんだろうと思いますが、そこまで追求される方も

少ないのが現実かも知れません。

個人的には、高価なカーボン・ディープリムのホィールに乗られている方は、

こんな所にこそ気を配る価値があると思います。

御覧の様な、簡単な道具なんです。

こんなポスターは店頭に貼ってるんですがネ

御覧の様に組み立て

スタンドにセット、御覧の様に車輪を差し込み、重心を探ります

ウエイトの偏っている所に、仮ウエイトを置き

バランス・ウエイト(シルバー&ブラック・・・税込698円・・約2本分)

御覧の様に、ウエイト(鉛のシート)を貼り付け、保々どこでも停止する量を

探りながら、貼り付けて行きます。

実際、この量のウエイトを付けるホィールですと、手で回しただけで

上下動を体感出来ます。

従いまして、バランスのチューニング後のスムースさも、何方にでも体感して

頂けます

詳細は、当方のコチラの説明を御覧下さい。

YADA CYCLE

 

 


2015・初ジテツウ

2015-01-12 | ポタリング・以下

大分、腰の具合も良くなって来たし、あと、暇

そうだ、久しぶりにCrossRipで帰ろう

天気予報見ても、まあ何とか行けそうだし

が、

道、半ばにして、ミゾレ攻撃にあう

たまたま、防寒の為に装備の、レインパンツ&シューズカバーに感謝

翌朝出勤、天気予報に「雪」の文字は無かった?

経ケ峰等、西の山々は雪化粧

こんなウエットな路面は、水はねが

こんな時の為に、考えた、「ショボイ・アイデア」を装備していたのを思い出した

多分、本日、初稼働

TOPEAKのラックの、専用トランクバッグ用レールを応用

見るからにショボイ、でも役に立った(笑)