摩耶舞薮露愚

日々是口実日記(スパムメールの情報など)

きっかけは夫の浮気だった

2017年07月24日 | 男女の心象風景
すっきりと晴れているわけではないが、湿度が高いせいか蒸し暑く相変わらず熱中症の危険があるそうだ。

何事に関しても熱中しすぎは剣呑だが、殊にこんな話はくわばらくわばらというところか。


きっかけは夫の浮気だった。“W不倫”にハマる人妻のホンネ

単身赴任中の夫のカバンの中から「バイアグラ」を発見したことがきっかけだったというが、それで開き直りW不倫を実行したというのだからすごい話である。

きっかけがきっかけだからということもないのだろうが、「元々、子供が産まれてから夫とはレスだったし、ショックというより開き直り“私も相手さえ見つけたら裏切れる”と気が軽くなりました」という気持ちで不倫相手との肉体関係にのめりこんだそうで、その意味では、不倫の相手方にも余計な「恋愛感情」みたいなものは持たずに済ませるということか。

「旦那は今はもう単身赴任から帰ってきたけど、たとえ単身赴任中でもスマホのパスも頻繁に変えてメールもLINEもやり取りせず通話のみ、電話帳登録もしない。会う時はSuicaを使わないなど形跡を残さず慎重にやりました」

多少なりとも精神的な結びつきを求めていれば、こういう割り切った行動には出にくいことだろう。
また、そんな未練がましいことをすれば、当然そうしたところから足がついてしまう。
不倫が妻にばれて進退窮まった野郎連中はどうもそういう詰めが甘すぎで、相手からのメールやLINEなどの記録を未練がましく残していたりするそうだから、こういう徹底した情報管理に努めるべきだろうね。って、決して不倫を慫慂するわけではないが。

こういうリスキーな行動に走っている「マチコさん」は、その理由について次のように語る。

「癒しですよ。日頃、旦那は家事を一切手伝わないので、仕事も家事も子育ても全部自分でしてるんですよ。そんな私の頭を撫でてくれたり優しく包んでくれる男の存在は必要ですよ。夫の不倫を知って以降、夫とはそんな関係にはもうなれない。ダブル不倫の相手なら後腐れなくそういう関係が保てるから」

「そんな私の頭を撫でてくれたり優しく包んでくれる男の存在は必要です」とのことだが、それはある意味での愛情を求めていることにならないのだろうか。
「お互いの欲望を満たすためだけの関係だから会ってご飯食べてホテルへ行って飲みながらヤルって感じで時間のロスがないし」という関係の中で、一体どのような「癒し」が実感できているのか、オレのような不調法者にはさっぱり理解ができない。

夫の浮気が発覚しても離婚に早まらず、W不倫にはしったマチコさん。いまも不倫しながら安定した家族との暮らしを過ごしているという。

記事はこのように結ばれているが、信頼関係が破綻している夫婦関係を継続しつつ、足りない「癒し」の部分を不倫に求めている(しかも肉体関係のみで)現状がこれから先も確保できると本気で踏んでいるのだろうか。

残酷な云い方だが、現在38歳(記事掲載当時)の「マチコさん」は、自身が年を重ねていくことをどのように認識しているのか。
子供が独立して、夫婦が互いに50代とか60代になったとき、その隙間を埋めてきた不倫による肉体的関係が欠落している可能性を考えてみたこともないのか。
そのときになって気づかされる深淵の絶望的な暗黒をどう思うのか。

他人事だとは思いつつも、「旦那が不倫に走ったのだから私も」という感覚で心の隙間を埋めている状況にはある種の戦慄を禁じ得ない。

決して積極的に進めるつもりはないのだけれども、もしも夫婦間で心を通わせることが困難な状況の中で、それでも離婚という決断には至れず、心の癒しを外に求めるのであれば、むしろ肉体関係を超越したところでお互いを思いやれる「恋愛関係」を築いた方がいいのではないか。
恋愛感情の全くない肉体関係の方が罪は少ない、という話をよく聞くが、それは畢竟そんな関係自体が儚い泡沫のようなものであるからなのだろう。
だからこそ、本当に隠し果せる自信があるのならば、むしろプラトニックな関係をお互いの心の中で育てられるつながりの方が、精神的にはより豊かになれるような気もする。
もちろん、かなりハードルが高いものであることは承知しているが、そういうカップルも実在しているのだから。

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