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たばこ

2011-05-30 23:36:39 | 日記
JTがまだ日本専売公社だった頃、タバコは動くアクセサリー・・・というCMがあった。かつて、映画やドラマでは、アクセサリーどころか、タバコは大きな役目を担っていた。男をより男っぽく見せる、物思いに耽る、女性を不良らしく装わせる・・・だから役者さん達も、喫煙のポーズを工夫していた。 日本では石原裕次郎さんが巧かったし、世界ではハンフリー・ボガートだった。葉巻ならオースン・ウェルズかジャン・ギャバン。昨今では誰なのか? 私の好きなドラマ『相棒』では、ほとんど喫煙シーンがない。 高校2年のときに初めてタバコを吸った。友人に教わって新宿の根津マーケット(だったか)で、洋モク(フィリップ・モリス)を買い、咳き込みながらふかしてみたが、もちろん、ただ不味いだけだった。高校時代にタバコを吸った方は多いと思うが、みなさん、あれはただオトナの真似をしたかった、ちょっとカッコイイ感じがしたということだったと思う。 今の高校生には、そんなアホは少ないのだろう。 酒場、雀荘はともかく、会社のデスクが紫煙に包まれていた頃の女子社員は大変だったろうなぁと反省している。 昔は、受動喫煙なんて言葉もなかったし、職場ではどこにも灰皿が用意されていた。咥えタバコで電話をとり、煙の中で会議が行われた。 私のいた会社ではないが、或る職場で長い総務課に勤め、52歳で肺癌死した女性を知っている。  タバコをやめて17年、きっかけは脳梗塞だった。 周囲からは、意志が強いといわれたが、それは誤解であって、そもそも私はヘヴィー・スモーカーでもないし、いわゆる愛煙家でもなく、ニコチンへの欲求は、飲酒のとき、トイレの中、考えるとき(麻雀、将棋など)を除けば、退屈だから一服するということはあまりなかったから、やめるのも簡単だった。それに較べて、アルコールは・・・となると、これはもう、「もし、日本に禁酒例が発布されれば、アル・カポネを頼るしかない存在」だ。 今夜の酒肴は茄子のフライとイカのやわらか煮。

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