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甘える(2)

2010-07-17 16:16:09 | 日記
子供だって、誰に甘えればよいかを知っているのだから、オトナはその何倍も甘え方を知っている。たとえば、私は腰痛を理由に家人と娘に甘えながら生活しているが、私と同様に(あるいはそれ以上に)体に不自由を抱えながら、誰にも甘えず(手を借りることなく)生きている人はいるはずだ。病院にいても同じで、私は、オペの翌日以外は、病室の窓まで(といっても2,3メートル)の歩行は、ラクではないが不可能ではなかった。それでも私は、看護婦さんを待った。「すみません、そこの窓を10センチほど開けてもらえまえんか?」「はい、10センチですか。新しい空気を入れましょう」といった会話も欲しかった。 信州浅間温泉の、或る宿に、『伊那乙女 ひとり連れて帰りたや』という吉川英治さんの文が石に刻まれて風呂場にあるが、『白衣の娘(こ) ひとり連れて帰りたや』の気分になるのが、看護婦さんへの甘えだった。甘えの対象は人だけではなく、空気(場の雰囲気)に対してもあると思う。 菅直人首相は、鳩山・小沢退陣→自らの支持率アップの空気に甘え、なんでもできるぞと驕って、「小沢さんは静かにしていて」「消費税云々」を言い出したのが行き過ぎで参院選で大敗した。 首相就任のときに誰かが、「勝ってなお緒を締めよ」の意味をこめて、カブトを贈ればよかったのではないか。 どうですか? 枝野幸男さん、菅伸子さん。

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