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目玉焼

2017-08-07 18:02:13 | 日記
玉子をレンジで温めると目玉形の塊ができる。それをラーメンや冷やし中華などにのせるのを家人や娘が好んでいるが、私はダメだ。目玉焼はバターかサラダ油を敷いたフライパンで焼いたものであらねばならぬ。大事なのが黄身の具合である。完熟ではいけない。75%ほどの中熟状態で皿に盛り、食べ始める頃に80%になるのが正解である。それを家人が作る。焦げ目がない。白身も見事に仕上がっている。それに醤油を落とす。これが酒肴にぴったりであることを、最近発見した。目玉焼は朝、と決めている方は多いと思うが、必ずしもそうではない。酒に合うのである。余計なことを言えば、日本酒の冷やしたのが好い。私の晩酌の友は、ベビーチーズ、冷奴、粕入りのワサビ漬、カボチャサラダがレギュラーであるが、家人と娘の主菜が鶏の胸肉のナントカであったりする時、私は目玉焼をもらう。玉子は2個である。少し多い気がするが、片目では寂しい。独眼竜政宗では寂しい。

幼い頃、そしてまだ食料のあった頃、祖母や帯、叔母も私も朝食には目玉焼があった。片目だった。祖父だけは半熟玉子をエッグスタンドに立ててスプーンで食べていた。それが旨そうに見えたので、叔母に訊いてみると、「あんなのはおいしくないのよ」と言われた。祖母には訊かなかった。訊いても食べさせてもらえないような気がした。エッグスタンドの半熟玉子は何か、その家でいちばん偉い人が食べるものという感じがした。「目玉焼にソースをかけて食べたい」と言うと、「これはお塩で食べるものです」と言われた。そして、私はずっと潮に馴れて来た。前記のように、酒のつまみにするときは醤油が合うとわかったときは、朝のパン食の時にも醤油でいけると感じた。

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