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2017-07-17 20:56:51 | 日記
男性用ファッション専門の会社だったVANが解散したのは昭和40年頃のことだった。閉店セールのようなものがあって家人が駆け付けた。派手なマフラーを買って来た。赤と黒の細い毛糸が交互に編み並べてあって、幅は3,4センチほどである。俗に謂うド派手である。私はそれを巻いて出勤した。自分が大柄であることに感謝した。もし痩身や短躯だったら滑稽に見えるはずだった。こういうものは身に着けているうちになじんで来る。自分で言うのも変だが似合って来る。酒場の女性に、「あら、凄いわねぇ」と言われたりした。赤と黒のスタンダールマフラ^は千円だった。解散前のVANの正価は1万円に近かっただろう。とにかく、地が好かった。柔らかくふんわりと暖かかった。

これも昭和30年代の話である。フランク永井さんの『有楽町で逢いましょう』が大ヒットした頃のこと、幅の狭いネクタイが流行した。細いからガラものが少なく、無地が多かった。ライトグレーの背広にイエローの細いネクタイというわけだ。私は肥っていたので流行は追えなかった。流行おくれでもなんでもいい。幅の広いネクタイで通した、。赤、黄、青の信号色とでもいうようなストライプ柄でも平気だった。細いネクタイの全国的流行は短期間で終わった。

オレンジ色が好きだ。といっても男性用のものにはなかなか使われることがなかった。マフラーやネクタイにも滅多にない。黄色は薄いのも濃いのもたくさんあるのだが、オレンジはみつからない。そのことは女性にも言えるのかどうかわからないが、例えば夏の海岸の砂浜で水着姿の女の子がゾロゾロいても、オレンジのビキニはなかなかみつからない。イエロー、グリーン、レッド、ブラックばかりである。これは25年以上も前の話だけれど。

家人が応援している大相撲の遠藤のまわしが、今場所から黄金色に変わった。先場所まではワインレッドだった。それがとても好い色で、彼のきれいな肌に似合っていた。新しいまわしは、後援会からのプレゼントだそうだ。なぜ同じワインレッドを贈らなかったのかと、家人が首をかしげている。

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