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正月と酒と麻雀

2018-01-04 12:41:28 | 日記
古い友人から年賀状が届く。生存証明書である。50年前のことが甦る。この前会ったのはいつだっただろうか。どこでだっただろうか。そうだ、あのパーティーのときだったか。思い出すのは酒のことだ。麻雀のことだ。A君とはゴルフもやった。それでも思い出すのは酒のことになる。B君とはよく将棋を指した。だが思い出すのは麻雀のことだ。酒友でもない。雀友でもない。仕事上の付き合いもない友人からの賀状が1枚だけある。茨城の小・中学校時代の優等生である。彼と年賀状を交換するようになったのはいつだっただろうか。思い出せない。

昔は年末年始も酒と麻雀の匂いがした。ヤクザの賭場にも行ったことがある。バッタ撒きという勝負で、場(畳)に4枚の札が置かれ、それに金を張る。最低500円で賭けられる。オイチョカブ方式で勝てば2倍になる。私は興味がわかなかったので、1回か2回だけ賭けてやめた。パチンコ店で知り合いの組員の一人が隣室で手招きをしているので行ってみると、酒を茶碗に注いでくれた。「麻雀の方がおもしろいだろう?」と訊くので頷いたら、また酒を注ぎたしてくれた。賭場は、少し大きめの普通の民家の2階にあった。下へ降りて玄関を出ると、門までの数メートルの間に、これも顔見知りのヤクザが見張り役で2,3人いて、「ご苦労さんです」と言って封筒をくれた。あとで開けてみると、封筒の中には500円札が1枚入っていた。「ご苦労さんです」も封筒も賭場のルールであり、形式であった。

団地時代も酒と麻雀の正月があった。我が家の隣室が麻雀の場となることが多く、そこには小学生に子供がいたので、お年玉袋が必要だった。もちろん私はお年玉代の数倍を稼いだ。日本酒の壜(当時、缶ビールは存在しなかった)を抱えて来る人もいたが、私はサントリーホワイトを持参した。

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