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幸運

2017-08-09 10:22:10 | 日記
叔父の妻だったK子さんは日本女子大の国文科の出身だったが、手相とか顔相とか、そういった運勢学の方に詳しかった。教授の一人から学んでいたようだった。K子さんは、私の掌や顔を見て、「人生の後半が好い」と予言していた。私が9歳のときに命拾いしたこと(これについては以前書いた)を話すと、「その強運については、わからないわねぇ」と正直だった。K子さんの予言はわたしが高校生の時だった。それから10年以上経ってサラリーマンになり、就職先で購買に配属された。下請会社のSさんと親しくなり、或る日、Sさんの会社で仕事を終えて、お茶をご馳走になっていると、Sさんのお母様が顔を出された。60過ぎのおばあちゃんだったが、目が鋭いのが特徴だった。「ウチの母は占いが得意ですよ」とSさんが笑いながら言い、私はおばあちゃんに掌を見てもらった。答えは、K子さんの予言と全く同じだった。運は後年に来る、後年にある と言う。

私はこのお二人の予言を100%信じて来たわけではないが、何かのときに気になっていた。頭の中のどこかに残していた。現在の私は後半どころか最終盤にいる。9回裏ツーアウトの段階にある。私の、後半の人生における幸運はあったのだろうか。あったとすれば、どれだったのだろうか。20年前の脳梗塞からの、あるいは8年前の胸部大動脈瘤破裂からの生還がそうなのだろうか。それらを含めて81年間も生き続けていることが、K子さんやSさんのお母様が予言した幸運なのだろうか。それとも9回裏の2アウトから、10億円の宝くじが当たったりするのだろうか。
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