串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
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夏の東北旅-4 大沼の風呂

2013年09月01日 | 宿-東北

大沼の風呂は全部で8箇所。

源泉は宿の独自源泉である赤湯とよばれる純重曹泉(PH6.9)と、
組合源泉の含食塩・芒硝重曹泉(PH=7.7)の2種類。

まず宿から車で2分の大沼庭園の中にある貸切露天風呂「母里の湯」。

チェックイン時に「今、空いてますがいかがですか?」 と言われ、
あわてて浴衣に着替え、再びロビーへ。

宿の車での送迎になる。

JRの踏み切りを渡り、東鳴子会館横にある大沼庭園へ。

脱衣所。

この風呂、チェックイン後に予約し(1度限りみたい)、晩は19:00頃まで、朝は7:00頃~。

おぉ~、この露天風呂を独り占め出きるなんて。

こちらの源泉はPH=7.7の含食塩・芒硝重曹泉。

時節柄アブが時々姿を見せるので、何箇所か蚊取り線香がたかれている。

アブに蚊取り線香が効くんだろうか?

至福のひととき。

30分で迎えの車が来るというが、30分も要らない。

ぶらぶら宿まで歩いて戻りたかったが、写真右手の扉には外から施錠されていて
外へ出る事が出来ない。

お休み処がありこの中で待つんだろうが、中は暑い。

外にいれば、アブや蚊が襲ってくるので、仕方なく中で待つ事に。

きれいにされているお休み処の内部。

ほどなくして次の客を乗せた宿の車が着き、入れ替わりに私たちは宿へ。


 

以下館内の風呂です。

4階に貸切風呂が2箇所。

ちょっとややこしい館内。

階段が分からなくて4階まで行く事ができなかった。

館内の見取り図を見てもピンとこないので、仲居さんに尋ねてやっと到着。

部屋は2階だが、一度1階へ下りて4階まで上がる。

エレベーターはないので、これは大変だ。

「陰の湯」は、赤湯+薬石の湯。

広々した浴室の奥に湯船がある。

こちらはやや狭い「陽の湯」で赤湯+備長炭。

どちらも熱い湯で、加水し湯かきをしてやっと入れた。

窓からは温泉街や陸羽東線の線路が眺められ、時折列車の走る音も聞こえ
なかなかいい雰囲気だ。

1階にある家族風呂も赤湯。

こじんまりした風呂で結構好き。

ちょっと手ごわいせっけんシャンプー。

環境に優しいせっけんのシャンプーやボディシャンプーだが、このシャンプーはいただけない。

泡立ちは良いがすすぐ段階で髪がゴワゴワに。

酸性のリンスを使ってやっと髪が落ち着いた。

後で宿泊した村杉温泉の宿もせっけんシャンプーだったが、こちらはそんなにゴワゴワしなかった。

混浴の薬師千人風呂。

湯は含食塩・芒硝重曹泉(PH=7.7)。

男女別に脱衣所があり、女性用の脱衣所横には女性専用の「天女風呂」がある。

反対側から見ると、奥の扉から先は女性用の脱衣所。

1996年に高橋典子さんが描いた天女が舞っている。

片隅に祀られた薬師様。

目・・・?

浴槽が大きいせいか、ちょっと湯はなまり気味に感じた。

この宿の風呂で私が一番気に入った「天女風呂」。

源泉は宿の敷地内から湧く独自源泉「赤湯」。

細長い浴槽で写真手前と奥、2箇所から湯船へ。

これが宿の看板にあった「婦人名湯」なんだろう。

何度となくこの風呂に入ったがいつも貸切状態。

モール泉の香りがし、少々熱いがびしっとくる湯で、体はすべすべになる。

この他に大正時代に造られ、今もそのままの貸切露天風呂「石割の湯」や、
アロマテラピー+温泉熱の「ふかし風呂」があり、さすが鳴子の宿、温泉は大満足。

風呂はもちろん24時間入浴可能でいずれも源泉掛け流し。

何度風呂に入ったんだろうか?

暑い季節の熱い湯、部屋はクーラー完備だが、湯上りは暑い。

浴衣をもう1枚欲しかった。


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