とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。
とこは樺太に住んでいたことがあります。
ときどきとこの嫁日記となります。

滑り台から落ちたあと

2017-06-22 23:37:46 | 日記

こんばんは。

昨夜、息子がいろいろとバイト先のことを話していて、私は親として息子の言葉のあれこれに、それはいい、それはよくないと、評していて、ふと思った。

私は、自分の言った言葉に、はっとした。
なんでもない言葉こそ、普段に声掛けされていることだけで、声掛けされた方は嬉しく感じたり、励まされたりするものだ。よい印象を互いに持てば、悩みを打ち明けて、決定的な決断をしない可能性が高まる。「巻き込まれてゆく」のだ。
無視されたり、関係が希薄だと、組織からは離れていく。

声を掛け合うのはいいことだと、薄々とは、分かっている。しかしこんなに実感したことはない。「私はいつも、教わってばかりだと思う」、そう、寝る前に夫に話した。「そうだよね、あんなに、小さかったのにね」夫はそう応じた。

息子が小さかったと言い合う私たちに思い出されたのは、まだ朝夕親子で保育園に通っていたころ、残業をしないから評価されないと思いつめた私は、土曜日は夫に息子をお願いして会社へ行っていた。
保育園から熱だ湿疹だ、とびひだと呼び出されるのは、もう全くの逆恨みなのだが、私は保育園に対しても、周囲の誰に対してでも腹を立てた。
別に誰が悪いわけでないというのは分かっているけど。だからその日、携帯が何度も鳴っていたことに気が付くとムッとしたものだ。

事情が分かり、ママ友からの非難の声を聞き、やっとのことで病院へたどり着き、とこや夫からいろいろと話を聞いた。今は念のためのCTスキャンを撮影していること。公園で遊んでいたが、いつも行っている公園の滑り台から、落ちたのだと。夫は仕事の電話を受けていたのだろう、気がついたら、息子は土の上に背中を下にして落ちたようで、顔面蒼白で、なんの表情も浮かべず、仰向けになって倒れていたらしい。

疑問点はいくつかあった。コンクリートではなく土の上に落ちたのか?どの高さから落ちたのか?いつ落ちたのかも夫はハッキリ言わない、本当はどうだったのか?
私が夫にお願いして一緒に居てもらったのだ、責めるわけにもいかない。
ともかく、やや待って検査室から大きなストレッチャーの上にちんまりと横たわった息子が出てきた。まるで人形のようになんの表情もなく。思い当たる表情だ、呆然として、思考停止している。とこが声をかけても全く反応しなかった。その様子に眉を顰めつつ、私が声をかけると、急に我に返ったように私を見て、しがみついてきた。血の気が戻ってきて、少しおびえているが、表情も戻った。
思い当たったことが、あながち外れていたわけではないと実感する。時折寝ぼける様子や、反応しないときがある子だ。じっとしていなければいけないと思っていたようだった。

このときは、夫の様子がいつもと異なっていただろう。私には繊細な夫の様子がすぐに想像できた。公園で遊んでいただけなのに、どうしたのか滑り台の上、3メートルほどの高さから落ちたはずだ。夫はまず、とこに電話し、どうしたらいいか相談したそうだ。保育園のママ友へも連絡し、救急車を呼んだほうがよいだろうとのアドバイスを受け、搬送してもらったのだ。
その間、息子は一言も発さず、泣かず、表情なく。

その様子を聞いて、普段、息子がちょっと拗ねた感じでいることがあるのを想った。保育園で他の子を相手しているとそうなのだ。他の子が甘えてくると、息子は他へ行ってしまう。私の心も判っているのだ。小さいのに。

幸い、脳は異常ないようだった。当時は3か月から半年は、めまいしている様子がないか、ふらついていないか気を付けてくれと言われたので、頭を打ったのかもしれないという心配は、すぐに消えなかった。でもこうして、バイトにも精をだす大学生となり、真剣に悩み、こうして私に気付きをもたらしている。

本当に、大きくなったんだねぇ。

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