新参者に隠されたメッセージ

2010年06月19日 | 過去記事
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先週のタイ焼き屋の店員が捜査主任の小嶋に言った一言、「あの刑事さん、今日はまだ来ないよ。今日はまだタイ焼きあるから。私わかったんだけど、あの刑事さんはタイ焼きが売切れる頃になると来るんだよね。」これが、このドラマに隠されたメッセージのヒントかもしれません。

以前、青山亜美が自分の買ったタイ焼きを「食べますか?」と言った際に加賀恭一郎の言った一言、「自分で並んで買って食べないと本当の味はわからない。」そして松宮脩平に言った「それを食うと人生で大きな損をするかもしれないぞ。」これも重要なヒントでしょう。

「何故タイ焼きを買うのに行列を作って並ぶのか?」普通に考えると「並んででも食べたいほど美味しい」もしくは、「タイ焼きが焼けるスピードよりタイ焼きの売れるスピードの方が速いから。」これは行列に並ばなくてもわかる事で普通はそれ以外に理由はないはずです。たぶん。

でも、それを敢て自分で体験してみてわかる事それは「加賀恭一郎がタイ焼きを買おうとすると何故かあと一歩のところで売り切れてしまう」という事。運命?偶然?いずれにしても理屈では説明のつかない現象です。「何故タイ焼きを買うのに行列を作って並ぶのか?」という答えには直接関係ありませんが頭で考えていただけでは想像すらできない現象です。

そして、その事は行列に並んでいた加賀恭一郎だけでなく、それを毎回見ていたタイ焼き屋の店員にも簡単にわかる事なのですが、体験した事がない捜査主任の小嶋には想像すら出来ない事なのです。役職的にキャリアでしょうからそれなりに頭がいい(勉強ができる)はずなんですけどね。

単なるボケに見えるタイ焼きやのシーンにはに「どんなにバカらしいと思われる事でも興味があるならやってみろ。自分でやってみないと頭で考えているだけじゃ得られない物があるんだぞ。」という実にロックなメッセージが隠されているのです。まあ、ロックの表現に言い換えると「机に座って勉強してるだけじゃ意味ねーんだよ!自分でやった事もないくせにわかったつもりでいるんじゃねー!」という感じでしょうか。(^o^)

そして、そのメッセージをストーリーに照らし合わせて変換すると「株屋や投資家、政治家や官僚、そんな実際の仕事の現場を知らない連中が世の中を動かしていちゃダメだ。ま、でも連中も実は大きな損をしてるんだけどね。」という皮肉を込めたメッセージになるのではないでしょうか?登場人物に職人気質の人達が多いのもそういう理由からだと思います。

ま、単純に「見えている部分よりも見えていない部分にこそ真実がある」という事なのかもしれませんけど。(^_^;)


信じるか信じないかはあなた次第。。。 (x_x) ☆\(^^;)


The Stranger - Billy Joel

Well we all have a face
That we hide away forever
And we take them out and show ourselves
When everyone has gone




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