夏祭り

今はどこでも夏祭り真っ盛りです。
母が入所しているしせつでも、先日夏祭りが行われました。

初めての夏祭りと言うことで、この時ぐらいは母とまったりしたいと思い、
事前に予約しておいた、おにぎりセット・焼きそばセットのチケットを
交換所で交換します。

施設の夏祭りなので、以前に行われた運動会とほぼ同等の規模かと想像していました。
車で、施設の近くまで行くと、あたり周辺の臨時の駐車場は満車。
しかも交差点には、消防団の警備員が誘導していました。

どうやら、施設周辺の招待客・周辺の合同の夏祭りのようでした。
知っている職員の方へはご挨拶します。でも忙しそうでのんびり会話はできませんでした。
近くの小学校の名前の入ったパイプ椅子がずらりと並んでいます。
意気消沈しながらも、空いている隅の椅子に座ってしばらくボーっとしていると、
「やぐらの向こう側にお母様がいます、息子さんの席もご用意しています」と
一人の職員さんが声をかけてくれました。
おにぎりセットと焼きそばセットの袋を下げ、母の方へ向かいます。
私の姿を見つけるなり、ゆびを差して　いつもの、あら～のスタイルです。

入所しているすべての利用者さんもいらっしゃって、所狭しとなっている中へ
母と並んで座っていました。
こうなると、せっかく一緒に食べようと買ったお弁当のセットは食べるスペースがありませんでした。

職員さんたちの盆踊り・仮装・車いすを押してやぐらを周回する利用者たち、
最後は花火と、楽しいひと時を過ごすことができました。

お弁当は食べられなかったけど、それ以上にスキンシップが図れた気がしました。
子供騙しのような花火ではありましたが「あら～　きれいだことぉ～」と
喜んでいたのが記憶に残っています。

いつ急変するかわからない母親、このまま時間が止まってほしい。