馬主

2017-05-09 12:43:27 | 日記

          ちょっと調べたら2016年1月現在、中央競馬の馬主は2360人(個人2003、法人302、組合55)
          地方競馬の馬主は6287人(個人5825、法人382、組合20)と書いてあった。

          競馬をよく知らない人は、馬が勝つと賞金額だけを見て馬主は儲かるなあと思う人もいる。
          しかし、ほとんどの馬主は馬が勝つと、嬉しいのは当たり前だが、
          一方で(ああ、これでしばらく預託料支払いに余裕が出た)と思っているはず。それは共同馬主も
          全く同じこと。

          たとえば、1歳の馬を1000万で買ったとする。デビューまで約1年の預託が月20万前後として
          約200万、厩舎に入る前の中央の2次育成場は月30万~40万、厩舎預託料は50万~60万。
          地方だと育成料は15万程度で厩舎預託料は15万程度。

          中央未勝利を勝つと500万。これでもまだ赤字だ。地方の場合、未勝利は各地で差があるとはいえ2歳は
          高い賞金を設定してあるが、通常は20万と少し。大井や南関東は賞金が高いが預託料も30万はかかる。

          1000万の馬は中央だと500万下までいかないと、地方だと2歳で華々しく活躍しない限り平場で7、8勝しても
          元は取れないことになる。怪我や体調不良で休むと預託料だけが発生する。

          馬主はみんなそれでも馬が好きで、可愛くて、いつか愛馬が活躍することを夢みて馬と関わっているのに違いない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿