のり巻き のりのり

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ヘチマの思い出

2015年10月19日 | ファミリーヒストリー
この時期になると思い出します。 ヘチマたわし
  
 

10年以上前に亡くなった義母が作ったものです。
結婚し今の家に来た時、庭の松の木にヘチマがぶら下がっていたことを覚えています。

ヘチマはおろか、植物や小動物も育てたことのない都会育ちの若嫁は、それが何であるかさえ知りませんでした。
松の木は曲がりくねった老木で、支柱代わりとなってしっかりとヘチマを支えていました。

9月、義母はヘチマをバケツにたっぷりの水を入れ、ふたをしておくのです。
しばらくして見せてくれたのがヘチマたわしでした。

私も興味を持ち、ヘチマ化粧水を作りました。
初めての子を授かった時は、きれいな子が産まれるようにと、化粧水やヘチマたわしをせっせと使いました。

義母が亡くなってからは、もうヘチマを作ったことはありません。
義母が遺したヘチマたわしがたくさんあったからです。

大きいので、2つか3つに切って使っていましたが、残り1個になってしまいました。
この1個は、長い間引き出しに眠っていたのです。

ヘチマを支えていた松の木は、さらに年を重ね、樹皮がうろこのようになっています。
庭の手入れをしながら思い出した、残り1個のたわしを今日から使おうと思います。

心の垢も落とさねば。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (釣志です)
2015-10-19 23:35:16
ヘチマ  懐かしい 石鹸も不自由な頃を思い出しました
↓の サンマ 新作は素晴らしいです
ヘチマ愛用品です (ろこ)
2015-10-20 00:22:13
こんばんは。
 子供の頃から使っていました。
 結婚して義父がヘチマを作っていたので、またまた使用しました。ヘチマコロンも作ったようなきがします。
 ヘチマも食べたような記憶があります。
 今は浴用タワシで背中を洗っています。
 ちなみに、やわはだの私ですよ。
こんばんは (のりのり)
2015-10-20 21:46:59
もっとたっぷりのサンマがあれば、もちろん刺身にしています。
一人2尾は食べられますから。
これは一人1尾しかなかったので、副食を兼ねた苦肉の策です。
ろこさんへ (のりのり)
2015-10-20 21:51:18
ろこさんの義父さまもヘチマを作っていたんですか。
今はゴーヤを作っている人が多くなりましたね。
ゴーヤの方が食べられますもんね。
ヘチマも食べられるそうですが、私は食べたことがありません。
ゴーヤと似てるのかなあ。

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