さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

世界を変えた10冊の本

2016-10-19 23:22:51 | 読書録
池上 彰 著/文春文庫

今年は色々がんばってはいるが、圧倒的に足りない読書量。

とはいえ引越しの時苦労したから本は増やしたくないなぁ・・なるべくKindle版を読もう・・と思ってた矢先に衝動買い。本屋じゃないんだけど、東京駅のグランスタの新しく出来た雑貨屋の一角に面白げな本を置いてある一角があり、引っかかってしまった。

池上さんの本は分かりやすいからね。またある意味決めつけずに判断を読者にゆだねる姿勢がいいよ。もっとバシッと持論を言ってくれたらいいのにと思うときもあるけど、それはそれでいいような気がする。バシッと言わなくてもにじみ出てるものがあるからね。

で、気になる池上さんが選んだ10冊の本は以下の通り。

1.アンネの日記/アンネ・フランク
2.聖書
3.コーラン
4.プロテスタンティズムの論理と資本主義の精神/マックス・ウェーバー
5.資本論/マルクス
6.イスラーム原理主義の「道しるべ」/サイイド・クトゥプ
7.沈黙の春/レイチェル・カーソン
8.種の起源/ダーウィン
9.雇用、利子および貨幣の一般理論/ケインズ
10.資本主義と自由/フリードマン


聖書やコーラン、ダーウィンは池上さんじゃなくても選ぶだろう。ただ、マックス・ウェーバー、マルクス、ケインズ、フリードマン・・とやたら経済書の比率が多い。言われてみりゃ確かに思い当たるんだけど、マルクス、ケインズはともかく他の2人まではなかなか思いつかない。

マックス・ウェーバーについて、「日本では丸山眞男や大塚久雄といった強い学者に影響を与え、経済学や社会学を学ぶ上で必須の図書とされています。」と書かれているのを見て、「あちゃ~! 私読んでない」と思いつつ、池上さんの略歴をちら見したら、・・・あらやだ、池上さんって大学の先輩だったのね。

それにしても、私の大学時代の読書には問題があったな。読みやすい新書とか解説書ばっかり読んでて、経済学の古典はアダム・スミスの国富論とクズネッツのなんとかぐらいしか読めと言われなかったし、それも何書いてあったかほとんど覚えてないし。

まぁね・・大学の授業では、ケインズを一通り説明した後、フリードマンについて学び、一理あるとしながらも結局ケインズ寄りだったような気がするね。池上さんのコメントもなんとなくそんなトーンで、そういうの見ると、やっぱり先輩なのかなと思っちゃう。

それにしてもアンネの日記がいきなり出てきたのは驚いたよ。私は恥ずかしながらアンネの日記って読んだことないのよ。なぜなら小学生の時、嫌いだった男子がギャーギャー騒ぐからさぁ・・。でも生理用ナプキンの「アンネナプキン」(1991年に生産終了し、アンネ㈱は1993にライオンに吸収合併された)って、本当に「アンネの日記」の中の一部の記述から来てるのね。池上さん・・そんなことまで書いてくれて・・(涙)。

だがそれは余談であり、本当に池上さんがアンネの日記を採り上げた理由は、この日記の存在によって、建国されたばかりのイスラエルは世界の世論の祝福をうけ、「アンネの日記」を読んでしまうと、イスラエルという国家がいかに国連決議に反した行動をとっても、強い態度に出にくくなってしまう・・という側面があるからだという。

どうかな・・私はアンネの日記は読んでないけど、幼いころから旧約聖書に親しんでいたので、子供の頃は確かにイスラエルびいきだったわね。

ダーウィンの著作にマルクスが触発された話、マルクスとマックス・ウェーバーはアプローチは違ったけれど資本主義の仕組みの考え方については同じような結論に達してる話・・・等色々興味深い記述があったが、読後感としては何よりも自分の勉強不足を恥ずかしいと思った。
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