さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

新たな視点のよろこび

2016-11-19 23:09:05 | 映画・DVD等、各種鑑賞録
今日はあいにくの天気だったが、また大学の公開講座を受けに行った。

いやぁ~難しい話だったけど、面白かったねぇ。こんな話が1000円で聴けるのはありがたい。

前半がカオスについて、後半がその応用の一形態としての気候変動と異常気象の予測の話だ。

カオス=混沌だと思ってしまうと、それ以上思考が進まないというか、ともするとロマンに流れてしまいがちだが、カオス現象に果敢に向き合い予測しようとする(異常気象予測等)取り組み、あるいはカオスを敢えて発生させて活用していく(秘匿通信等)ような学問があるなんて知らなかった。

普段の仕事仲間や趣味仲間と話しているだけでは絶対耳にすることのない用語がポンポンと飛び出してくるだけでも頭の刺激になると同時に、私は若い頃もっとまじめに勉強すればよかったなという自戒の感情も起こってくるわけであるが、それはそれで今日を新たな機会と考えて、自分の世界を広げていければなぁと思う。

カオスというのは、非線形の現象なんだ・・・なんて言われると、記憶の奥底をくすぐられるような快感を覚える。ちょっとした違いが大きな違いを生み出す「初期値鋭敏性」という性格が予測をきわめて困難にするのである。

今のスーパーコンピュータの20年前の50万倍の性能があるそうだが、それでも気象予測的にはまだ性能不足だそうだ。

だけど個人の実感として、天気予報って、昔に比べれば相当当たるようになったと思うんだけど・・・。

子供の頃、家の最寄り駅の電光掲示板の天気予報が、高確率で「晴れのちくもり時々雨」だったことから、私は天気予報に対する信頼度が低く、傘は毎日持ち歩いている。今でも天気予報なんてほとんど見ない。ただ同僚から・・今日は午後から雨だって天気予報で言っていたよ・・と聞くと、大抵それは当たるのである。今日の講義を聞いてその実感は裏付けられた。天候予測は難しいが、想像していたよりも、ずっとずっとすごいではないか!

亜寒帯ジェット気流と亜熱帯ジェット気流の蛇行で異常気象が生まれるメカニズム、・・ずっと忘れていた「コリオリの力」というワード・・・先生の説明が面白くてぐいぐいと引き込まれていった。

天気予報の歴史は意外に古く、1904年には6個の方程式を解いていく、数値天気予報の原理というのが唱えられていたそうだが、1922年にそれを実際にやって失敗した事例がある。現在ではデータ同化という作業を行うそうだが、初期値を間違うとそれこそカオス的に途方もなく違ってしまう(東京の蝶の羽ばたきが何ヶ月後かにニューヨークの竜巻になるといった例えもある)ものだから、慎重な作業になるらしい。今は気象衛星なんかもあるから、観測データも昔に比べれば精緻に取れるようになってきている。さまざまな数値大気モデルを使って51通りの初期状態を作り・・・などと言われると頭の中に数々の妄想が走ってくるのだが、時間の関係で駆け足だったところも多く、正確には書けないが、予測期間が長期になればなるほど誤差との闘いであることはわかる。現在の天気予報の限界は一週間から10日程度で、それ以上の長期になると確率予報(気温等)という形で表現するそうな。ちなみに今ラニーニャ現象が起きているので、今年の冬は寒くなるそうだ。

未来予測だけじゃなくて過去の気候の再現も行われているそうな。最後は地球温暖化に対する警鐘で締めくくられた。

これ以上書くとボロが出そうだから敢えて書かないが、分析に基づき学術用語や沢山のグラフとともに説明を受けると、どんなテレビ番組よりも説得力があるね。


これで今年からつけ始めたセミナーノートも2冊目から3冊目へ。

次はもっと大きなノートにしよう。
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