村爺のなんでもいいべ

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働き手不足が深刻

2016年10月29日 12時03分27秒 | 震災・放射能

新聞に福島県の人口が震災前より115,025人減少した記事が載っていた。

平成27年国税調査の結果、前回の平成22年調査時より減少した割合は5.7%で全国2番目の減少率。

1番減少率が高いのは秋田県の5.8%。

何でだろう?

全国的に人口が減少している要因は少子化だが、

福島県は原発事故による避難が大きな要因となっている。

南相馬市は減少率18.5%。

震災前より13,081人も減っている。

65歳以上の割合も32.5%と高い。

要因はやはり原発事故による避難や転出だと思う。

震災が発生した平成23年3月11日現在の人口が71,561人。

震災以降に亡くなった人や転出者が15,350人。

市外避難者が9,079人。

現在の市内居住者が47,132人でそれに他市町村からの避難者2,411人が加わる。

国勢調査上の減少率は18.5%だが、

現実は避難者を含めると約34%の減少率になると思う。

俺の頭の中での計算なので正確ではないかもしれませんm(__)m

避難者のほとんどが子供を抱えた働き手が多い。

この数字を見ただけで南相馬市の人手不足が深刻なのがわかる。

俺が置かれている環境でも働き手の減少が約25%。

就業員を増やしたいが募集してもなかなか集まらないのが現状。

新卒の高校生も大学へ進学希望が多く少ない就職者を市内の企業が奪い合っていると聞く。

再雇用制度で65歳まで働く環境ができているが、

団塊の世代が間もなく65歳を迎えて行く。

働き手がいない状況で仕事は増える傾向にある。

南相馬市は現実復興事業や除染事業で多くの作業員が居住しているが、

そう長くない時期に終息を迎える。

その時が来たら南相馬市はどうなるのだろうか?

原発事故により大きく変貌を遂げてしまった町の現実が迫って来るかもしれませんね。



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