My事件簿

「そろそろ自分の人生で体験した事件を忘れないうちに記録しておこうと思い」My事件簿のページを作りました

「なぜ、すぐに警察に通報されなかったのか」

2009年11月06日 | 事件簿
市橋容疑者か、整形を繰り返した疑い
千葉県警が公開した名古屋市内の医療機関に来院したときの市橋達也容疑者とみられる男(右)と整形前の市橋容疑者
男に関する情報提供は捜査本部(電話047・397・0110、メールアドレスgyoutoku-police@docomo.ne.jpまたはgyoutoku@police.pref.chiba.jp)へ


 イギリス人女性、リンゼイ・アン・ホーカーさんが遺体で見つかった事件で、市橋達也容疑者とみられる男が、指名手配時の特徴を変えるために、整形手術を繰り返していた疑いが強いことが、わかりました。

 市橋達也容疑者(30)は、リンゼイ・アン・ホーカーさんの死体遺棄の容疑で指名手配されていますが、これまでの警察の調べで、市橋容疑者とみられる男が先月24日、名古屋市内の病院で鼻を高くする整形手術を受けたことがわかっています。

 さらに、この男がそれ以前にも整形手術を繰り返し行い、左頬のホクロをとり、瞼を二重にするなどしていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

 警察は、市橋容疑者が手配時の特徴とされている部分を変えて逃走を続けていた疑いが強いとみて、病院に残された画像などを元に、立ち回り先を探しています。

 「二重まぶたで鼻が少しスッキリして、唇がもっと薄い感じ。ヒゲを生やして、頬がふっくらと。髪があごより下でボサボサ」

 市橋容疑者とみられる男は、病院の診察カードに大阪府内の住所を書き込み、偽名を使っていましたが、それと同じ名前を、先月中旬に訪れた福岡市内の病院でも使っていたということです。

 警察は、病院に残された画像の解析や筆跡の鑑定を行っていますが、近く画像を公開し、広く情報提供を求める方針です。

リンゼイさん両親「なぜすぐ通報しない」

 市橋達也容疑者とみられる男が、先月24日に名古屋市内の病院を訪れ、整形手術を受けたとの情報を受け、イギリスに住むリンゼイさんの両親は「なぜ、すぐに警察に通報されなかったのか」と憤りをあらわにしています。

 ロンドンから車で2時間半、のどかな田園風景が広がる一角にリンゼイさんの実家はあります。話を聞かせてくれた両親がまず口にしたのは強い怒りでした。

 「市橋容疑者の顔は日本中に 知れ渡っていると思っていました。なぜ手術した医師はすぐ通報しなかったのか?私たちは怒りが収まらない」(父 ビル・ホーカーさん)

 市橋容疑者が病院を訪れた時、なぜ捕まえられなかったのか、そう語る父、ビルさん。

 ビルさんは情報提供を求めて、これまで5回も日本を訪れてきました。“事件を風化させたくない”そうした強い願いからでした。そして両親は3か月ほど前、ある試みをしたことを明かしてくれました。市橋容疑者の親に、協力を求める手紙を書いたというのです。

 「10週間ほど前、市橋容疑者の親に手紙を書きました。でも彼らは拒否し、手紙は大使館に戻ってきてしまいました」(父 ビル・ホーカーさん)
 手紙すらなぜ届かないのか。そんな徒労感を覚えた後に、今回の情報が飛び込んできたのです。


市橋容疑者の整形「非常に失望」…リンゼイさん母

 全国に指名手配された市橋達也容疑者(30)とみられる男が名古屋市内で整形手術を受けていたことについて、リンゼイさんの母ジュリアさんが、4日の英紙デイリー・テレグラフ(電子版)に「非常に失望している」と語った。

 ジュリアさんは、「(男が)病院に行き、整形手術を要求したのに、なぜ誰も何も言わなかったのか」と疑問を述べ、警察の対応についても「いつも後手後手のようだ」と失意をあらわにした。

 母ジュリアさんは、亡き娘にこう誓いました。

 「リンゼイに・・・、私たちは彼女の正義のため絶対あきらめない。リンゼイは本当に素晴らしい娘でした。彼女の正義のために戦いを続けます」(母 ジュリアさん)

 彼女の正義のために戦う。両親は今、容疑者の逮捕を強く祈っています。

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