フェイスブック最高経営責任者のマーク・ザッカーバーグ氏(33)が25日、ハーバード大の卒業式に出席、卒業生に「パーパス(目標、存在意義)」をテーマに演説した。彼は最も著名な「ドロップアウト」(中退者)と呼ばれている。自ら身を立て、成功した人の言葉には、深く感銘を受ける。彼は未来をこのように言う。「最新技術や自動化が雇用を奪い、地域社会の絆も弱まっていく。」これは明らかだろう。多くの国で、若者の雇用が奪われている。それは、技術革新で、労働者の数が減少している中で、既得権のある労働者の地位が法律で、守られているからである。だから、企業は非正規雇用を増やしたり、新規雇用を抑制しているのだ。また、情報の多くをテレビやインターネットなどで、得られるようになり、地域的なつながりを必要としなくなった社会があるのである。この傾向はますます、強くなるだろう。私はマーク・ザッカーバーグ氏の若さに驚かされるのだが、この若さで、一世代分の偉業を成し遂げた次に、彼は何をするのだろうと思う。彼は職のない若者たちに呼びかける。彼は誰もが生きがいを持てる社会にすることが、21世紀に成人を迎えるミレニアル世代の「決定的な仕事」だと訴えた。つまるところ、起業を呼びかけたのかもしれない。彼は言う。「アイデアというのは完成型で思いつくものではなく、やっているうちにクリアに見えてくるものだ。だから、まず始めなければいけない。」と。(2017.05.29)
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