昨日は日曜日であった。天気は晴れ、少し肌寒い気温はマラソン選手にとっては、絶好のコンデションだった。横浜国際女子マラソン。高橋尚子選手ら、日本の女子マラソンの全盛期を築いた東京国際女子マラソンを受け継ぐ形で、2009年から始まった。それなりに、名勝負もあったのだが、すでに、日本女子マラソンの全盛期は過ぎていた。アフリカ勢などの外人選手を圧倒するスター選手はあらわれず、いつしか、興味も、少しづつだが、しぼみ始めた。しかし、今年、最後となるこの大会で、19歳の新星が現れた。久しぶりの楽しい選手の登場であった。順位は3位だったが、10代選手のレコードも更新した。そして、何よりもすごいと思ったのは、最後の40K付近まで、終始、先頭集団にくらいついていたことだった。最初は高速のペースメーカーに振り回されてのスピードマラソンだった。後半は、順位を競う駆け引きマラソンだった。そのどちらにも、この19歳は対応したのだった。(2014.11.17)