男性と女性とでは、その脳の構造に大きな違いがあるのだそうです。それは左脳と右脳を結ぶ脳梁という橋のような役割を果たす部分が、女性は男性より20％太いことです。その結果、どのようなことが起こるのかと言えば、女性は男性よりも、右脳の情報を左脳に伝えやすいということになる。平たく言えば、右脳で感じた些細なことも、左脳に伝わり、口に出る。だから、思ったことは、口に出さずにいられない。しかし、これは優れた機能なのである。最大の利点はストレスがたまりにくいということです。だから、会社の給湯室が上司の悪口のたまり場になるのも、頷ける話なのである。一方、男性はぐっと我慢をする。脳梁が細いので、我慢できるのである。男は黙って・・・などというが、元々、そのような構造になっているのであって、ある有名人の特許ではないのである。利点としては些細なことにも、感情に左右されないということがある。だが、ストレスは溜まる。発散する機会を持たない人には、大変つらいことになる。こうして、男性は女性よりも、２倍以上の自殺者が出る。内閣府の統計によれば、自殺者の７割が男性で、女性は３割に過ぎないのだという。脳細胞が灰色に進化したエルキュール・ポワロの領域にまで、到達しない限り、男の悩みは尽きないのかもしれない。(2017.04.21)
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