病院増改築の切り口/西本吉弘

病医院経営の方へのメッセージ・・・考えて見て下さい。

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従来の業務の流れはバーティカルスタイル・・・問題も多いですね。

2006-08-16 11:25:34 | 進め方/諸々
●今、設計も施工でも、その進め方のスタイルは既に過渡期に来ているように思います。

●本来、建築はオーダーメイドの為、力を合わせて創意工夫の選択の幅は、結構広い特徴を持っているはずですが、そうでもないのが現実のようです。(関係者の思惑が絡んで)

●施工段階にテーマを絞って見てみますと、施主・設計者・施工者とその業務の流れは概ね、縦割りのバーティカルスタイルを取っています。
それぞれの立場には自ずと一線が引かれています。建前は別にして、立場を越えて相互の智慧の交流というのは、本音の所では利害が優先されてなかなか困難なようです。

●特にコスト(予算)環境がハードに成れば成る程、そのプロジェクトの完成には、本当は三者(関係者)のより密で柔軟な連携は不可欠で、きちっとベクトル合わせの必要が良い結果を出す為にはとても大切なのですが。

●従来スタイルでは実際の所、各々の担当者の心の目は、当然会社(上司)に向いていますから、余程の取りまとめのプロが存在しない限り、上からの我の押しつけに面従腹背に成ったり、逆に自分からはアクションを起こさない、受け身の指示待ちスタイルにも成ってしまいがちです。

●チームの協調環境が十分に機能しないままに、当然の如くその工事が続行されている所も多いようです。結果に不安が残ります。

●方法は有るのですが。
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大切にしてゆきたいもの

2006-07-30 10:51:50 | 建築コストとバランス
●コストコントロールを前述の”器の拘束”の視点からもう一つ。

●プラン進捗の過程の中で、一般にコストを下げていった時、建物として一定のグレード(品質)は保たれたとしても、よほど気がけておかないと最初に大事なファクター、”夢の部分の造形・性格付け”が結構ありきたりのものに置き換わってしまいがちです。意図的に。
もっとも始めから設計者にその意識が無く表現されてなければ別ですが。

●”夢”というファクター、施主が皆心に持っている、例えば何か楽しく思い描いているものでありながら、うまく表現出来ず設計者に伝わらないものであったり、出来ても予算が足りないと諦めてたり、逆に設計サイドのレベル不足であったりと、状況は様々ですが、コストコントロールの過程でよく置き去りにされています。

●ファクターとしてのコストとグレード(品質)は、設計や施工の過程で大きな努力が重ねられ整合されてゆきますが、それも一旦出来上がってしまうと、もうそれらの努力はすぐ当たり前の事として忘れられてしまいます。

●あとに目立って来るのがこのファクターです。

●どんな雰囲気の、どんな楽しさの、どんな特徴のといった、その建物に意識的に吹き込まれたその”夢の部分の造形・性格付け”が以後主役となり施設(建物)の変えようのない特徴として、これからの数十年、使い続けられてゆくことに成ります。

●だからこそ最初からテーマとして大切にしてゆきたいものです。大金をかけて只の箱作りでは寂しいと。
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分かれ道と固定概念

2006-07-17 17:48:48 | 建築コストとバランス
●事業計画上、当初は建築するかどうか思い迷っても、一旦決めてスタートしたら、早く設計をすませて、早く建てあげて稼働させたいのが、多くの施主の一般的な気持ちでしょう。これは、関わる予定の建築事務所も建設会社も、時間を長くかければかける程、経費はかさむわけで、出来れば何事もなくスムーズに早く仕上げたいことでは、思いが一致しているわけです。

●ここで前回と同じ分かれ道。建築与条件の確認やシミュレーションもそこそこに、設計者からプラン(図面)の提示へ。そこからは施主も設計者も思い込みの世界へ。一旦図面化を始めてその図面で打合せの回数が重ねられて行きますと、目に焼き付いてあたかもそれしかないと、いつの間にかその形、そのプランから離れられなくなって来るようです。

●プランの硬直化、固定概念化です。

●設計が進捗してゆくと、もう余程の経験者(アドバイザー)が登場しない限り、振り子は戻せなくなります。もっと他にいい可能性が有りそうだと、うすうす関係者が感じていてもです。

●やがてその建物は作られてゆきます。中身が薄いままに。担当設計者の資質の差は大きいのです。




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建築コストと分かれ道

2006-07-11 22:14:31 | 建築コストとバランス
●コストコントロールなくして、建築プロジェクトは成り立ちません。     施主は一般に建築には素人ですから、プロ(設計事務所又は設計施工の建設会社)に依頼することに成ります。

●ここで分かれ道。

●医療の世界では、例えば心臓の病気を皮膚科のドクターに診てもらうことは当然ありません。技術と経験をそなえた専門医を探すでしょう。

●その施主(Dr)が、こと建築においては、結構、専門性・技量の判断を疎かにして、知人の紹介だから、知り合いだから、昔から出入りしてもらってたから等、経験・認識不足の設計者に依頼されてるケースも時折みかけます。
専門家なら前もって勘所をしっかりシミュレーションしながら、うまく流れを誘導しプラン化してゆくでしょうから、その結果に無理は出ないでしょう。
でも、そうでない場合は、自他(設計者、施主)共にポイントが分からないまま打合せの回数だけは重ね、不十分なままでプロセススキップ、設計も終盤。あげくプランは膨張、当然予算は納まらずプランの後戻りもタイムアウトに。
さてこれからはお定まりの、無理に予算合わせのため、VEと称してひたすらグレードのはぎ取りボロボロに、あげくは施工会社に出精値引きの強要ともなり、どうにか契約着工のはこびと成ります。

●その結果は、どんな工事現場風景が・・、そしてどんな出来上がりに成るのでしょう。

●適切な相談相手が得られないままでの、分かれ道での選択ミスの代償はつらいものです。
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器の拘束/器の功罪

2006-07-04 16:01:57 | 器の功罪/器の拘束
●どんな医療施設も、採算がとれなければ存続が出来ない以上、今回の診療報酬改定などは怠りなく対応してゆかねば成らないことは当然です。

●ただ、せっかく作るのであれば数字だけにとらわれることなく、建築のもう一つの面も意識として大切にしてゆきたいものです。

●”性格付けされた器”/功罪・・・器とは建物のこと、功罪とはちょっと大袈裟かもしれませんが、出来た建物からの良きにつけ悪しきにつけ利用者(患者さん、ご家族、医療従事者等)に与える影響のことです。住宅、病院、学校その他いかなる建物にしろ設計の時も工事の時も、その制作に関わった多くの人たちが一生懸命考え工夫して、思い通りのものを作ろうと努力してゆきます。それが一旦完成して使い始めますと、とたんに今度はその建物に利用者が拘束されることになります。間取り、動線、雰囲気などなど決めた通りの形が出来上がったわけですからその通りにしか使えないのは当然です。建物を作るということは要するに、その”空間の性格付け”をすることにほかなりません。つまり施主の器(考え方)、設計者の器(考え方)、時代・風土の考え方が建物(器)の性格を決定しているわけです。

●”類は友を呼ぶ”・・・暖かい施主には暖かい設計者や施工者が不思議と呼び合うようです。出来た施設も患者さんや働く人たちに明るい暖かさをずっと与え続けていきます。せっかく費用をかけて作るのでしたら利用者に良い影響を提供してゆけるよう、最初から意識して性格付けをしてまいりたいものです。
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病院経営コンサルタントについて

2006-06-23 20:35:32 | 進め方/見切り発車は大変ですよ
●病院経営の舵取りが益々重要なこの時期、良きコンサルタントとの出会いは、本当に大切だと思いますので、素晴らしい友人達を紹介しておきます。

●総合システム研究所  http://www.its-mb.co.jp/
丁度今、”H18年 診療報酬改定への対応”と題して第6回のアドミ塾公開講座が、福岡会場6/25(日)、東京会場7/16(日)に予定されております。
(ホームページ参照)

●透析では 医療経営戦略研究所
         http://www.i-hms.com/

   
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のんびり長崎の旅

2006-06-20 18:01:22 | 雑  感







昨日、とりあえずこのブログをスタートさせましたが、硬い話しだけでは肩がこりますので、画像を。

SYSCOの良き仲間達、熟年夫婦連れで、昨秋、長崎へののんびり旅。

ハーバーの夕日の中、携帯カメラもなかなか役立ちます。








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進め方/見切り発車は大変ですよ

2006-06-19 21:33:36 | 進め方/見切り発車は大変ですよ
●何故に先を急ぐのでしょう。

●昔から”段取り八分”という言葉が有ります。何の仕事を進めるにしろ、事前段取り(準備)が出来たら、その仕事の八割がたはもう出来たようなものだという意味です。

●施主も(早く図面を見たいと)、設計者や施工者も、すぐ図面化して建て急ぐ傾向があります。大金を投じて、類似図面の金太郎飴で良いのでしょうか。基本構想や基本計画という設計の前段階”段取り”は、川の流れに例えれば、どちらに流すか幅広いシミュレーションがとても大切なのですが、川中からスタートすればやはり選択の幅が狭まります。そこに施主の不満の種も必ず残ります。

●さらに言えば、設計事務所も施工会社も本来、建築のプロではあるけれども、経営アドバイスのプロではありません。病院経営の舵取りの判断がより重要なこの時、川上の段階での”意識と能力の高い”経営コンサルタントの存在は大切ではないでしょうか。今までの経験から、参画のケースでは経営方向に安定した道筋がつくため、プラン作りも無理が無く建築結果も好ましいものになっております。
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考え方/錯覚です

2006-06-19 21:00:44 | 考え方/錯覚です
●分かっているようで錯覚されていることは、建築は”非常に高価なオーダーメイド”だということです。テレビや車のような全部工場生産の量産品ではありません。概ね、一品だけのためにオリジナルの図面を作り、人手と材料を集めてその場で作り上げる”一発勝負の手作り品”とも言え、それ故にその製作に関わる設計者や施工者の顔ぶれ次第で、出来上がりはまさにピンキリなのです。その予算や単価がどうであれ、一旦作ったものはそう建て替えるわけにはまいりません。昨今の事件がそれを物語っています。  よきチーム作りは重要です。
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有限会社 西本企画設計/プロフィール

2006-06-19 19:49:36 | (有)西本企画設計/プロフィール
●類似スタイルの少ない、私共の専門分野の一つです。

●目標コストは厳しくても、施主・設計者・施工者が”協調と信頼のベクトル合わせ”のプロジェクトチーム作りに、理解と興味のある場合を支援いたします。
地域は問いません。

●私共が、まず最初にすることはチーム作りのシナリオです。ここでこれからの流れが決まります。
早まった選択ミスは、素人目には分かりにくい分野だけに、完成までの長期間、思い通りにゆかないストレスにさらされ、せっかくのプロジェクトも妥協の産物に終わりかねません。

●どの地域にも勿論立派な設計事務所や施工会社はありますので、施主自身が正しい流れの全体像を把握した上で、適材適所、適時にメンバーを選定して参りましょう。

●会社所在地 福岡県久留米市

●メールアドレスは  the7gate@ybb.ne.jp

2006.4月に本社所在地を福岡市から久留米市のアトリエに移転、業務以外の郵便物・カタログ・電話勧誘が多いため、メールのみ記しておきます。



<プロフィール>
  (写真は当分の間省きます)

1946年生まれ
福岡大学工学部建築学科卒
福岡、東京の設計事務所等を経て、
1989年より(有)西本企画設計
代表取締役  一級建築士
九州共立大学非常勤講師

★長年の病医院の企画・設計活動で培った経験から、在来スタイルの欠点を是正し、施主・設計者・施工者がその立場を越え協調して作り上げる”新思考のプロジェクトチーム作り”を提唱、CM・PMの独自スタイル”ハイミックス建築”として実践展開。

★関連して、実のある結果を達成するためのプロフェッショナルの集まり、SYSCO企画集団を編成、力強い仲間たちと楽しくコラボレート中。







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