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"跡" を 辿って。

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吉岡駅 跡 | 仙台鉄道

2015-06-05 15:00:27 | 鉄道跡・廃線

仙台鉄道 吉岡駅 ( 宮城県黒川郡大和町吉岡車東16-8 )



吉岡駅 跡は 現在 宮城交通 吉岡営業所( 案内所 )として使われている。 駅跡に隣接して東側には、これまた例外なく タバコ屋 が現存、吉正商店 がある。







ここから北へ伸びる坂を登ると、奥州街道・吉岡宿 の宿場町へ出る。坂の頂上 交差点のすぐ右手には 本陣跡( セブンイレブン大和吉岡店 跡、宮城県黒川郡大和町吉岡上町31-1 )があり、またさらに北上すると エンドーチェーン 創業の地 ( 児玉金兵衛商店、大和町上町41、南隣。【 参考 】 )がある。また、同じく 児玉金兵衛商店 北隣には近年の歴史小説で脚光を浴びた 穀田屋 ( 大和町吉岡上町42 )がある。







城下町宿場町 として 大いに賑わった地・吉岡 は、伊達家 直系の 初代 城主下草古城 末代城主 に同じ )を失うと次第に勢いを無くし経済活動も停滞して貧困に覆われそうになっていた。江戸時代のおそらく中期頃だ。 そんな折、智慧を絞って仲間を募り金を集めて、財政状況の苦しい藩に交渉してその金を貸付け、受け取った利子を 宿場 の 皆に分配するという篤志を行った者がいた。 吉岡城(大手口)東側の奥州街道筋に店を構える造り酒屋の店主、穀田屋十三郎 である。彼の偉業は、歴史家・磯田道史 による人物評伝 『 無私の日本人 』(文藝春秋社刊)に まとめられている。







( 現在の穀田屋さん。 全くの余談だが 現在の 穀田屋 は 酒造店というより、酒販店ように見受けられる、ま、どうでもいいことなのだが。)





新着情報 2015.07 】

なんと! この、穀田屋十三郎 の話が、映画化されるらしい。 『 殿、利息でござる 』?というタイトルらしい。
主演・穀田屋十三郎 : 阿部サダヲ、現大和町長の祖先役に : 妻夫木聡 、瑛太も出演するらしい。 また、伊達藩の殿様役には宮城が生んだ金メダリスト・羽生結弦 が抜擢された、乞うご期待!


【 追記 1 】
2016年5月13日、1ch - TBS系で、「 殿、利息でござる 」の PR 番組が放映された。その中で、現在の大和町の生産量 No.1 である 蕎麦粉 が紹介され、大和町内の蕎麦店の代表としてなのか、映画主演の 阿部サダヲ と 司会の 安住紳一郎 アナ が、( セキュリティー上の事情からかな )「 手打そば おさだ 」に立ち寄っていた。 次週の同店の繁盛ぶりは、別途参照頂きたい。


【 追記 2 】
それから 2016年6月9日、NHK BS の 人気番組『 日本縦断 こころ旅 』の 540日目、宮城県大郷町 を 訪ねる回の放送で、主演の 火野正平 さんらは、仙台市泉区泉中央にある 七北田公園 を出発、宮城交通 の 路線バスに乗り込み 黒川郡大和町吉岡上町とうちゃこ。 降車場前にある 吉岡宿 本陣跡 ( 下記写真参照 )から 自転車の旅をスタートさせている。 正平さんの愛車・チャリ男に乗り込む彼の傍らには現在絶賛ロードショー中の 映画『 殿、利息でござる。』の 幟が しっかりとはためいていた。














吉岡城下(大手付近)にあった旧家。素敵な佇まいである。吉岡は、側(ガワ)を商店へと改装しながら生きながらえて来たような家が多く、側を外すと旧家の趣が今尚多く残っていると感じる。 それだけ歴史を大切にして来た街、なのだなぁ。








吉岡宿 本陣跡 には昔、往時を彷彿とさせるたいそうな屋敷があったらしいのだが、平成になって セブンイレブンに転換し最近その跡地を 観光案内所 にしたらしい、素晴らしい取り組みだ。 また、黒川郡大和町の史跡を見ると、今迄放置されていた史跡の跡にキチンと看板が立てられるようになったのだとか。 たくさんの方に是非、いろいろ探索して貰いたいとの事だ。


……








線路はページトップ写真の 左手から右手へと下り、陸上自衛隊大和駐屯地の西側を舐めて 大童駅 へ向かう。 Google Earth で 見ると、保福寺 北西の に、線路 跡 が見える! また、妙勝寺 西側の畑の列や、吉岡南団地 以外の戸建の向きを見るていると、ぼんやり 線路 跡 が浮かび上がって来る気がする。



尚、前述の 保福寺(宮城県黒川郡大和町吉田字一ノ坂28)だが、吉岡城 の 末代城主・但木土佐成正 が眠る。 彼は、伊達家家臣としての位は高くないが、涌谷伊達家 9代当主・伊達村常 の孫 であり、戊辰戦争 における 奥州列藩同盟 の立役者として有名だ。 NHKの大河ドラマ『 八重の桜 』にも登場し、歌舞伎役者の 7代目 嵐芳三郎 が演じた。 賊軍としての悲しい末路ではあったが。


雲水の行衛はいつこ 武蔵野のたた吹く風に まかせたらなん
〈 七峯樵夫 〉



辞世の句にある 雅号は、大和町のシンボル・七つ森 の、木こり と読み取れる。 尚、七つ森 についての解説は、この記事のコラム が 詳しいので参照されたし。



▪️ 参考文献
〈 『 無私の日本人 』書評 〉


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