ゆとりの母ですがなにか

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住宅点検・・2年目の通知(住宅性能補償制度)

2005年12月11日 | ■あれこれ■ 

先日、我が家に1通のはがきが届いた。
「住宅点検のご案内」

我が家は建てて今年で丸2年目を迎えます。
建てる際、住宅性能保証制度を利用しました。検査を委託した会社からの通知です。

そういえば・・・・
今新聞・TVで大きく報道され社会問題化している「建築」に関するニュース。
「日本E○I(株)」の名前を見てとても驚いた。
何故なら、私は2年前(正確には1年半前)この「日本E○I(株)」を利用しようと思い
資料請求をして費用その他の見積もりまでお願いしていました。

やはり・・・・な。この制度だけでは欠陥は見抜けないか・・・。と言うのが感想です。
何故E○Iを辞めたのか?
当時は大きく宣伝しており、住宅情報誌の広告をみて有名だから良いかな?
みたいな安心感もありました。
最終的に我が家は、地元での検査実績の多い業者に決めました。

でも、この会社だけではなくこれら建築中の中間検査を外部機関に依託して検査す
る場合せいぜい2~3回の検査を行うだけで正直、それだけでは瑕疵は見抜けない
んじゃないかと思いました。
その点は、施主(私達素人)との思いと随分ギャップがありました。

でも、色々ある保証制度の中で「住宅性能保証制度」は利用しても意味があると思いました。
※新築した住宅の基本構造部分(柱や梁など住宅の構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分)に関して、完成引き渡し後から10年間になんらかの瑕疵(欠陥)が見つかれば、工務店や不動産業者に対して、無料修補などが義務づけられています。

この制度は新築住宅に対するあんしん保険だと割り切りました。
つまり・・★欠陥は絶対に無いと補償する物では無いということ★

我が家の取った方法は。
どんな家を建てても完璧な住宅なんか無い・・どこかにミスや使っているうちに狂う事はある。
と、覚悟して・・ならば、色々な人の手を入れて責任を明確にしようと思いました。

しっかりした図面、設計士と工務店を別に頼む、等々当時はインターネットで相当情報を集めて今自分達ができる(素人の)事を最大限やったつもりでいます。
建築業界の雑誌・本・裁判判決の記事等色々資料を集めて住宅の瑕疵に関して熱心に研究し警告を出している業者を見つけそこから色々アドバイスをもらいました。

そこで出している本等も購入し自分で予算に見合った範囲で実践しました。
建築ジャーナル
http://www.kj-web.or.jp/main.htm
↑で発行している
欠陥住宅にならないための契約のしかた(写真の本)

この本を読みながら色々勉強しました。
「住宅建築工事請負契約約款解説書」なので・・大変助かりました。

これにより、設計士には通常より多く支払うことになりましたが、充分な図面が有れば建築後不具合が生じた場合、設計図通りに施行されていないと立証できれば補償を請求できます。

又、建築業者には公庫を利用し、細かな工程表を出させることで現場の報告が細かくされる様にしました。見積もりに関してもいらない物を私達の判断で替えました。
例えば豪華なシステムキッチン→アパート仕様の上のグレードのキッチンに替えるだけで50万安くなった・・・とか。
これ・・・トイレや風呂なんかも該当します。アパート仕様で充分です。

それでも、色々細かな点はありましたが支払いに関してはきっちりしました。
公庫を利用することで余計な書類や建築の規格に面倒な点が増える様で設計士も工務店も苦労していましたが、中間資金が出ることで結果工務店にとっては助かったと言っていました。

相当うるさいお客だったと思います(笑)
でも、今となっては大きな買い物をするのだから業者任せにしなくて良かったと思います。多少の不具合生じても有る程度は自分で納得出来そうです。
ニュースのようなやり方をされたのでは私達素人は、どうしようも無いでしょうがこれから家を買う方は本当に吟味して納得して建てて欲しいです。

最新の情報はネットで色々検索すると出てくると思いますよ。
頑張って調べてみて下さいね。

今回被害に遭われている方々・・・どうか1日も早く良い方向に話が進んで欲しいですね。
今より少しでも明るい気持ちで正月を迎えて欲しいな・・と思います。