心斎橋の村野藤吾氏の建築「そごうデパート」は建替えられてしまったが、その隣にある「大丸百貨店」は健在である。設計者のウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏は宣教師として来日したが、一旦帰国の後、再び来日し設計事務所を構え、各地に作品を残している。
この建築は、夜は電飾が施されているのだが、敢えてその電飾が入らぬようにシャッターを切った。余計な電飾など入らない方がずっと良い。細部のディテールも美しい。モダニズムは機能性追求、国際様式の意匠とはいうが、細かなデザインに設計者の心意気を感じる。
「大丸百貨店」
設計者:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ 竣工:1933年
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
DOCOMOMO JAPAN 100選 選定建築(当ブログ15件目)
この建築は、夜は電飾が施されているのだが、敢えてその電飾が入らぬようにシャッターを切った。余計な電飾など入らない方がずっと良い。細部のディテールも美しい。モダニズムは機能性追求、国際様式の意匠とはいうが、細かなデザインに設計者の心意気を感じる。
「大丸百貨店」
設計者:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ 竣工:1933年
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
DOCOMOMO JAPAN 100選 選定建築(当ブログ15件目)
その近くにあるホテルで泊まったことがあり、
その周辺の建物のうち、大丸デパートが伝統性を
感じ格式のある建物だなあと思いました。
まるで日本橋の三越デパートを見ているような
感じでした。大丸が統合されるようですが、
建物だけではなく雰囲気も変わらないでいて欲しいですね。
ここ数年、師匠から様々教えていただき、また自分の目で見て、日本のモダニズム建築を単純に「国際様式」には当てはめることは出来ないと考えております。世界的にはモダニズムの時代に建てられておりますが、設計者の心情が溢れている建築は沢山有り、見る側に迫ってきます。それが装飾であったり、細部の比率であったり。(東京・大阪中央郵便局の窓の比率しかり)この大丸百貨店は確かに装飾が素晴らしく、まず目を引くのですが、プロポーションも良く、かなり拘りを感じます。
実は世界のモダニズム建築も“教科書通り”には捉えられないと考えているのですが…。
声が聞こえないか!
クーラーもついていないのですね・・
でも11月だからちょうどいいでしょうか。
プレゼンの授業は、余裕あるスケジュールで見ていただき、終了後彼らと懇談していただけると嬉しく思います。