空模様が怪しくなったころ、スーパーで、男が手に包丁を持って、レジに近づいてきた。
レジの女性は一瞬緊張して、今にも泣きそうになって行った。
「ああ、あの、あの!お、お金なら、ここにあります。」
「はぁ?」
「ほしいだけさしあげ・・・」
男は女の言葉をさえぎって言った。
「馬鹿なことを言うなよ。早くしろ!」
「あ~、殺さないで!おねがい!わたし、ただのアルバイトなんです。」
「早くしてくれ!急いでるんだ。この包丁はいくらだい?」
「・・・」
《開心笑吧2016-08-17「別傷害我」》