Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

アバター張家界騒ぎ

2010-01-29 21:54:56 | 歴代中国旅行

「タイタニック」を興行成績で抜いたという映画「アバター」。見てないんで内容については何とも言えないが、中国では大盛り上がり。全盤西化(全面的西洋化)を恐れる当局は、周潤発(チョウ・ユンファ)主演の“国策”映画「孔子」を上映するためにアバターの上映期間を切り上げたなどと報じられ、人民は怒っている。
で、アバターのスタッフは奇岩で有名な世界遺産、湖南省の張家界の写真を撮り、それを映画の山のCGの参考にしたとして、張家界村の幹部が、アバターのモデルとなった、もともと「南天一柱(乾坤柱)」と呼ばれていた山を「アバター・ハレルヤ山」と改名したという。さらにキャメロン監督を張家界の名誉村民にしようなどとの構想も持ち上がっている。
これに対して、ネット上で「西洋かぶれ」「中国伝統文化への冒涜だ」「金の亡者め」などと炎上しているという。

張家界は数年前に行った事がある。当時は、韓国テレビドラマの舞台になったとして、まわり中ほとんどが韓国からの観光客だった。土家(トゥーチャ)族が多く住む街で、観光地としては割と新しい。世界遺産の条件に合わない奇岩を登る高速のエレベーターを作って景観を損ねてしまい、ユネスコの視察の際には、それを大きな布で隠して事なきを得たという。
なんか、もともとマスコミを使って町おこしをしようとの考えが強い村なのかもしれない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。