沢登りカヌーイスト

カヌー+沢登り=原始の渓へのフリー切符

2017 ジム9

2017年01月30日 | クライミング、ジム
1月28日

(6,6,6,5,5,5,4,4,4,3,3,3)

クライミング的にも仕事的にも疲れているので、下から連続で再登していく。
最後は少し声が出たが、結構疲れているわりに3級まで登れた。
その後は1~2級を少し触るが、3級までの保持力しか残っていないのを確認して終了。

 



 今日は赤坂で、山とアートが融合したイベントに行ってきた。昼前で、しかも朝食抜きだったので、とりあえず牛丼を食べてから会場へ。ドイツ文化センタ―の入口では、ポーターレッジを組み立てる巨人がいる。あっ、ガンジイ、ガンジーではないガン爺だ。中に入るとテントや、登攀具、山での生活道具、山に見立てたモニュメントなどが展示されている。その一角でカンちゃんが、冬のカナダでの冒険のトークをしている。厳冬カナダの過酷さ、美しさ、自由さ、そして人々の温かさが、本人のキャラとシンクロして伝わってくる。ただ線を辿る踏破だけでなく、イグル―を作って生活してみたり、原住民の釣りやカリブーの解体など、時に点に留まり旅を楽しんでいるのもイイ。その中で、早朝や日暮れ時の空の写真が心に残った。-40℃という極低温下で、しかも軽量化しなくてはならない状況では、そんなに良いカメラは持って行けない。大げさに話すことをしない人なので「実際はもっとスゴイんだろうな~」という感じである。寒さもスケールも違うが、やはり寒い冬山の夜明けと夕暮れには同じような光の現象が見れる事がある。というか、我々の仕事では日常でも見れたりする。4日前、目出帽ヘルメットにヘッデンを付け、夜明け前のビルの屋上でロープを結んでいた。気温は-1℃くらいだがバイクで身体が冷えている。太陽は上がってないが、東の空が少し明るくなったかな~、と思ったら地平線と夜空の間に、オレンジ色の帯が徐々に浮かび上がってきた。星空のような東京の大地上に濃いオレンジ色の帯が現れ、その上にある夜空に向かい色の少ない虹のようにグラデュエーションになっている。濃いオレンジ色の帯は、縦に間延びしながら色を失い日が登る。その間、真っ暗な夜空は、透き通るような暗さの中に少ない星をとどめ宇宙を感じさせる。足下50mには青梅街道の車の天の川、そこから地平線まで大地の星空、空はオレンジから漆黒に向かい言葉では言い表しづらいグラデュエーション。都会の真ん中、こんな俗世にまみれた光景で感動できるくらいなので、カナダのそれは写真や説明以上なのは間違いないだろう。
 会場にはサンドイッチやスープなどがあり、牛丼を後悔しつつも複数いただいて満腹。屋上下のテラスで昔の会社の人達と話していると、ガンジイがポーターレッジ生活のデモから休憩で屋上に上がってきた。
下から仰ぎ見る遠望だが、真っ青な空の中、大男がただ一人コンクリート岩峰群に囲まれ立っている。その姿は孤高のクライマーそのものだ。ここにいる私以外のクライマーは、大登攀時代の末期に数年で普通のアルパインクライマーの一生分以上を登って引退している。その密度と量は昔の雑誌を見なくても、今のガイドブックからもその片鱗がうかがえる。今、冬壁をそのくらいの頻度で登っている若者はもういないだろう。というか、クライミングの中心がフリーやボルダー、競技クライミングに移行している。
でも、多くの人が本当に命がけで登っていた大登攀時代、もっと本として出版されて欲しいものです。







ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 2017 ジム8 | トップ | 2017 ジム10 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

クライミング、ジム」カテゴリの最新記事