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『人民的名義』その8

2017年06月09日 | 中国近現代ドラマ
『人民的名義』第36~40話まで見ました。

祁同偉からのお誘いで、高小琴が経営するホテル「山水荘園」にて趙瑞龍との「鴻門宴」に臨むことになった侯亮平。これと並行して京州市にやって来た侯の姪劉姍と鄭乾、そしてお目付役の林華華による歓迎会も展開されますが、このドラマこういう対比が好きですよね (^_^;)

で、侯亮平の方は高小琴からの現ナマの受け取りも山水集団の株の所有も拒否し、彼らのグループに入るのを拒絶したということで、密かに趙瑞龍が雇った東南アジア一のスナイパー「花斑虎」に命を狙われます。しかし「あいつきっちり死角に入ってますね」とか言いつつ狙いが定められず、そして趙東来ら市公安局の動きがあったことと、趙瑞龍の姉から電話で「バカなことはやめろ」という忠告がなされたこともあって撤退。このスナイパー、前回の劉新建が侯亮平に追い詰められた時も劉の狙撃を依頼されていたのですが、この時も「劉がちょこまか動いて狙いが定められない」とか言ってたんですよね。やる気がなくて適当に手を抜いてるのではないかという疑惑が……(趙からの依頼料は20万元だそうです)

「鴻門宴」を脱した侯亮平は、祁同偉らが山水集団の株を所有しているという情報をテコにその夜のうちに劉新建への再訊問を決行。「趙立春前書記による改革がなかったら、今の漢東省の繁栄はなかったんだぞ!?」と、かつて秘書を務めていた趙立春の権威をたてに居丈高に振る舞う劉新建ですが、それに対して訊問を担当する林華華が「趙立春なんていなくても、李立春だか王立春だかが同じことをやったでしょ。中国の民衆が改革を選んだのであって、何とか立春さんが改革を賜ったわけではないと知るべきよ。」と反論をしています。その理屈でいくと、経済政策にアベノミクスなどと首相の名前を冠しているのはバカみたいだということになりそうですがw

しかしその間に、後難を恐れた趙瑞龍と高小琴は香港へと高飛びしてしまいます。特に趙瑞龍は出国禁止措置が取られていたのですが、偽のパスポートを用意して(彼は5種類のパスポートを所持しているそうな)、京州市ではなく呂州市の空港から出航に成功します。

しかし劉新建の訊問からははかばかしい成果が得られず、徹夜明けで帰宅した侯亮平ですが、そこへ高育良から呼び出しの電話が。祁同偉をかばい、これ以上の追求をやめるようにという高育良と衝突する侯亮平。その後高育良は祁同偉と会い、彼から本作冒頭で丁義珍に国外逃亡を勧めたのは、自分の意を承けた高小琴であること、そして陳海の謀殺を指示したのも自分であることを告白します。更には高育良自身もどうやら高小琴と深い関係があるようですが……?

呼び出しと言えば、その頃我らが達康書記も光明区に視察にやって来た沙瑞金から呼び出しを受けておりました。


例の腰をかがめなきゃ係員と話ができない光明区区役所の窓口ですが、結局撤去されずに腰の低い椅子とサービス用の氷砂糖を置いてごまかしてるだけだった模様w そして李達康は以前に自分が孫連城にしたように、裏側に回った沙瑞金と腰をかがめて応対させられるハメに…… 

沙瑞金と李達康はその後、従業員が窓から出入りしている大風厰も視察し、光明区長孫連城の怠慢ぶりに呆れます。沙瑞金は封鎖されていた工場の入り口を開放し、光明区側が移転地を用意するまで旧工場の使用を認可します。このドラマ、政財界の汚職だけでなくこういう「懶政」の問題も取り上げるんですね。
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