博客 金烏工房

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『人民的名義』その9

2017年06月14日 | 中国近現代ドラマ
『人民的名義』第41~45話まで見ました。

高育良は祁同偉にいよいよ侯亮平排除のゴーサインを出します。前々から高育良の一味だったらしい京州市人民検察院検察長の蕭鋼玉の差し金もあり、蔡成功は侯亮平に40万元の預金入り銀行カードを賄賂として差し出したこと、1万元の現金を賄賂として手渡したこと、そして侯が丁義珍と共同で炭坑開発ビジネスを計画していたと告発。高育良は沙瑞金と、侯の上司にあたる漢東省検察長の季昌明に侯の取り調べを要請します。


高育良と蕭鋼玉のサービスシーン…… なぜかサウナで密談をしております。

香港に逃亡中の趙瑞龍も、御用メディア『鏡鑑周刊』の経営者劉生と通謀して側面支援し、省内で反腐敗に取り組む沙瑞金を「この3ヶ月の反腐敗の動きでもって漢東省での30年の改革開放の成果を否定しようとしている」と攻撃を展開。「経済がうまくいっているんだから多少の問題は目をつぶれ」というのは、日本でも政権批判に対する攻撃としてよく使われる理屈ですが、このドラマ、今の日本での政権擁護の理屈を丁寧に先回りして潰していってる感がありますね。

状況を察した侯亮平は、タイムオーバーになるまでギリギリ粘ろうということで、夜を徹して劉新建の再審を決行。逆に高育良&蕭鋼玉は告発によって劉新建への訊問をストップさせようとしますが、季昌明は侯をフォローしてできる限り時間稼ぎを図ります。その甲斐あって劉からある程度の情報を引き出すことに成功。

そして今度は侯亮平が訊問される番に。季昌明の監督のもと、蕭鋼玉と、いつの間にか反貪局副局長から同じ検察院内の紀検組組長に転任していた呂梁が訊問を担当します。蔡成功からの1万元の賄賂については受け取りを拒絶し、その場に居合わせた蔡の運転手がその証人となり、40万元の銀行カードと丁義珍との共同ビジネスについては事実無根で、大風集団の会計がその証人となると反論。しかし銀行カードは本人の身分証かそのコピーがないと作れません。そこで侯亮平は、4年前に蔡成功と飲んで酔っ払い、その足でホテルに宿泊する際に身分証をフロントに見せなきゃいけないというので、カードを蔡に預けたことを思い出します。その時にコピーを取られたのだろうということなんですが、今日本でも問題になっているように、酔っ払ってる間に何をされるかわからない社会というのは男女を問わず怖いですよね……

その証言を承け、季昌明は侯亮平の停職と謹慎を決定。侯亮平は謹慎中も陳岩石らとコンタクトを取ったりと大人しくしておりません。侯亮平の疑惑を晴らす鍵となる運転手と会計係ですが、実は陳岩石が顧問を務める新大風公司でも廃車の売買を請け負って呂州市に向かったまま行方をくらませて問題となっており、反貪局の面々を中心に捜索が行われることに。

一方、沙瑞金らの手元には高育良と高小琴とがただならぬ関係にあることを示す暴露写真が…… これから侯亮平の一件への反撃として彼の女性問題が取り沙汰されことになるんでしょうか。何かへの報復として女性問題が取り沙汰されるという光景はやはり最近どこかで目にしましたよね?こうしてみると日本政治は『人民的名義』の世界から一歩も出てませんね。

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1 コメント

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日本はそもそも経済がうまくいってないから政権擁護のしようがないですよ (相邦)
2017-07-17 19:02:55
えっ、株高?

中国の場合は規律up統制強化されたら困る一部官民と西側メディア(香港、日本含む)がタッグを組んで反腐敗disってました。
中国大陸内の抵抗は粛正の進行でかなり沈静化しましたが笑

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