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『秀麗江山之長歌行』その2 歴史ドラマですか?いいえ武侠です

2016年12月13日 | 中国歴史ドラマ
『秀麗江山之長歌行』第4~9話まで見ました。

時は過ぎ去り、地皇三年(西暦22年)。劉秀の長兄・劉縯(字:伯升)が反王莽の動きをおこし、姉・劉元の夫の鄧晨、そして宛城の豪族の李通とともに新王朝打倒の盟約を結びます。


劉縯を演じるのは、ここのところ『青雲志』の曾書書の父親役など、古装に出まくっている宗峰岩。典型的な豪放磊落・英雄好漢キャラです。

劉秀と、そして陰麗華も男装して陰戟と名乗り、南陽劉氏のアジトで謀反の準備を手伝うことになります。ここらへんで陰麗華が劉秀・鄧禹とともに太学で学んでいた時に、父母が殺害されるさまを目撃し、そのショックから当時の記憶を失ってしまったという事情が少しずつ明らかになっていきます。彼女が女性であることを隠して活動していることを知っているのは劉秀だけなので、2人で何とか秘密を隠し通そうと四苦八苦するのですが、その様子を見た一族の劉稷は2人の仲が異様に良いということで、「断袖」の仲を疑ったりしています (^_^;)

そして劉秀らの妹・伯姫から目の敵にされる麗華。実は伯姫は鄧禹に片思いをしていたのですが、その鄧禹が麗華に婚約を解消されてしまったのをきっかけに、奮起して再び都の太学へと赴き、伯姫と会えなくなってしまったので、麗華を怨んでいるという次第。そして伯姫は陰戟が麗華であることを知ると、劉氏一族が集まる母親の誕生祝いの場で彼女が男装していたことを暴き立てますが、なぜか劉秀と麗華との関係が一族公認の仲となりますw そしてこの場面で劉秀の口から「仕官するなら執金吾、妻に娶らば陰麗華」という有名な言葉が飛び出します。

そこへ謀反の情報が官憲に漏れてしまい、劉秀と麗華は太守の甄阜に睨まれた李通を救うために宛城へ。麗華は同じく宛城の豪族である公孫氏に嫁いだ従姉・鄧嬋を救出して新野へと逃亡を謀りますが、妊娠して身重の状態で官兵に追われたことにより、麗華の腕の中で死んでいきます。それがきっかけで麗華に父母の死の記憶が甦ります。彼女が劉秀・鄧禹とともに男装して太学に通っていた当時、カンフーマスターだった麗華の母は、弟子の劉玄(後の更始帝)とともに王莽暗殺を図りますが、失敗。


そして麗華の父が母を助け出すも、彼の腕の中で息絶え、絶望した父親は彼女の遺体を抱えて乗っていた馬ごと谷底へとダイブ。これ、実は父親の方は生きているというパターンですよね?というか、イケメン推しのライト系歴史物だと思って見ていたら突然武侠物になったことに驚きを隠せません。

仲の良かった従姉の死に絶望して官兵に立ち向かえない麗華を救ったのは、師匠の死以来行方をくらましていた劉玄でした。


この人、劉玄も単なるボンクラキャラとして登場するかと思いきや、麗華の母の弟子で武功高手という衝撃の設定。この後の展開が俄然楽しみになってきました。が、ここでは麗華を救った後、陳牧らの「平林軍」に参加すると言い残してその場を立ち去ります。

麗華は更にその後でやってきた劉秀の次兄・劉仲に連れられて劉氏のアジトへと帰還というあたりで次回へ。劉家では、麗華を殷の婦好にたとえたりしてますが、婦好は甲骨文や殷墟婦好墓の発見によって20世紀になってからその存在が広く知られるようになった人物で、この時代の人々が婦好の存在を知るはずがない……ということはスルーしておきましょう (^_^;)
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