幸せ 快乐

くならgooブログ

たってほんとに鼻もちな

2016-11-07 10:44:36 | 日記


 リヴァへ戻った日の夜、青い絨緞敷の居間でセ?ネドラとくつろぎながら、ガリオンは話していた。「とにかく、ぼくたちがマンドラレンの城へひきあげて、ネリ優悅 避孕ーナに安心して結婚していいと言ったら、彼女はありとあらゆるたぐいの反対をもちだしてきたんだ」
「ずっと前からネリーナはマンドラレンを愛していたんじゃなかったの」セ?ネドラは言った。
「そうさ、だが、何年もあの悲劇的状況のまっただなかにいたせいで、おいそれとそれをあきらめたくなかったんだよ。ネリーナはあの高貴な苦しみをまだ全部体から吐き出していなかったのさ」
「意地悪なことを言うのはおよしなさいよ、ガリオン」
「アレンド人には頭が痛くなるよ。最初に、ネリーナは持参金が必要だと主張した――莫大なやつをね」
「妥当なことだと思うわ」
「それを払うのがぼくだという事実を考慮したら、妥当なもんか」
「あなたが? どうしてあなたが払わなくちゃならないの?」
「ぼくはネリーナの保護者なんだぜ、だろう? あそばせだのございますだの、憂鬱そうな風情をよそおっているくせに、ドラスニアの仲買人みたいに、金のこととなると絶対にあとへはひかないんだ。ネリーナが納得したときには、ぼくの財布はすっからかんさ。それに正式な同意書がないとだめだとか――やれベールだ、やれ付き添い役の淑女だ、やれ花束だと大変な騒ぎだ。ぼくはしだいにいらいらしてきた」
「なにか忘れていない?」
「そんなことはない」
「マンドラレンはネリーナにプロポーズしなかったの?」セ?ネ避孕 藥 副作用ドラは身をのりだした。小作りの顔は真剣そのものだった。「ネリーナがだまっているはずないわ」
「そうそう、もうちょっとで忘れるところだったよ」
 セ?ネドラは悲しげに首をふった。「まあ、ガリオン」落胆の口調で言った。
「プロポーズはもっと早かったんだ――持参金の件のすぐあとだった。とにかくマンドラレンが求婚し、ぼくがネリーナにイエスと言わせて、それから――」
「ちょっと待ってよ」セ?ネドラは断固として言うと、片手をあげた。「そこのところを急がないで。プロポーズの言葉は正確にはなんだったの?」
 ガリオンは耳をかいた。「よくおぼえてないな」
「思いだして。お願い」
「ええと」ガリオンは美しい装飾彫りの天井の梁を見あげて考えこんだ。「最初ネリーナが、近づきになる手続きもふんでいないのに求婚されたことに文句をつけた。ありゃきっと邪魔のはいらない場所でふたりきりになるという意味だったんだろうな――愛の詩とか花とかうっとりした目つきなんかを贈られたかったんだ」
 セ?ネドラがガリオンをにらみつけた。「ねえ、ときどきあならなくなるのね。丸太ほどの繊細さしかないんだから」
「どういう意味だ?」
「おかまいなく。それでどうなったか話してちょうだい」
「それで、そんなたわごとを聞いている暇はないとネリーナにずばりと言ってやった。きみたちはとっくに知り合い口服 避孕 藥の仲だと言ったのさ」
「あなたってほんとに魅力的ね」セ?ネドラは皮肉っぽく言った。
「セ?ネドラ、なにをぷりぷりしているんだ?」
「おかまいなく。話をつづけてよ。こういう話をしているといつもあなたってわき道にそれるのね」
「ぼくが? 邪魔ばかりしているのはそっちじゃないか」
「いいからつづけて、ガリオン」
 ガリオンは肩をすくめた。「もうあんまり話すことはない。マンドラレンが求婚し、ネリーナがイエスと言った。そこでぼくはかれらと一緒に教会へ行ったんだ」
「言葉が知りたいのよ、ガリオン」セ?ネドラは言い張った。「言葉が。正確にマンドラレンはなんて言ったの?」
「あっとおどろくようなことじゃないさ。〝わたしを夫としてくれますか、ネリーナ?とかいうようなことだったな」
「まあ」セ?ネドラは声をつまらせた。ガリオンは彼女が目に涙をうかべているのを見てびっくりした。
「どうしたんだ?」
「なんでもないわ」セ?ネドラは薄手のハンカチで目をふいた。「それで、ネリーナはなんて言って?」
「それにふさわしい返事をするゆとりがないと言ったんで、ぼくがイエスと言うよう命じたんだ」
「それで?」

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