『蜻蛉洲大和の国のサンライズタイム』ー外国人参政権反対、移民政策反対、背乗り工作反対!盗聴・盗撮は日本では犯罪です!ー

キラキラネームは日本の漢字文化を破壊するための、カルトの工作活動です!公務員の国籍条項と外国人土地法の復活求む!

九寨溝(おまけ)

2017年08月12日 19時51分44秒 | 日記
私は90年代の半ばに、九寨溝を旅しました。

寨(さい)は、この場合は「村」の意、溝(こう)は、この場合は「谷間」の意です。九つの(チベット族の)村のある谷間、という意味です。

以下は、「東遊記」という八人の仙人が出て来る連続ドラマで、内容はちょっと「西遊記」と「ドラゴンボール」に恋愛を足したような内容ですが、仙界の雰囲気を出すために、「九寨溝」でロケが行われました。背景の滝や湖は、震災前の九寨溝の名所です。特に滝がカーテンの様に流れている場面がありますが、たぶん「若日郎瀑布」だと思います。お楽しみ下さい。

The Legends Of The Eight Immortals东游记 theme


成都から、中国人用のバスツアーに潜り込んで、二泊三日のバスの旅。早朝の出発で、バスの中でうとうとしていたら、いきなりドーン・ドーン。驚いて周囲を見回すと、向かいの山から白い埃が舞い上がっています。爆薬を使って道路を切り開いているのです。私は始めてハッパの音を聞きましたが、物理的にずしりと腹に響く音でした。バスは険しい山並みを縫うように奥へ奥へと入って行きます。途中、土砂で半分埋まったようなガケの道をそろそろ通過して汶川に到着。

外国人がそれほど行かない時代の事とて、日本人が九寨溝に行くというので、成都を出る時に、パスポートをチェックされ、保険を掛けろ、と言われました。日本人だからだろうか、中国人にも掛けているのだろうか、と半ば苦々しく思いながら、掛け捨ての保険に入りましたが、途中、河原のような所には、どう考えても上から落ちてきたとしか思えない巨大な岩がゴロゴロしていたりして、汶川を通過する頃には、本当に危険なのだと実感していました。

今回の事故では、旅行客は4万人と報じられましたが、私達が行った時には、バスはせいぜい二台か三台。豪華なホテルもなく、道路も整備されておらず、途中の危険さも加味されて、九寨溝は美しい所だなと思いました。うーん、巨大な五色沼とパムッカレと小型のナイアガラの滝、と言った感じです。

因みに、この旅行は、教員をやっていたときの同僚(女性)一人と行きました。私はそれ程興味はなく、彼女が望んで実現した旅でしたが、私以外は全て中国人。しかも、バスの窓から見える風景は断崖絶壁、事故がいつでも起きそうな山道で、絶句していました。

私達以外のツアー客は、退職した教員の一団、新婚旅行のカップル、会社経営者の夏休み等々、けっこう文化水準の高い一団でした。全て中国人仕様の旅行ですから、費用はお小遣いも含めて一万円もかからなかったように思います。但し、一万円は、当時の中国では、30代の公務員の月給と同額です。彼等にとっては、豪華な旅行の筈でした。。。碌な土産物もなく、純粋に風景を楽しめる旅で、もう一度行ってみたいと思っていたのですが、ちょっと難しくなってしまいましたね。

次回は「漢字の話」に戻ります。ハルヒが巻きで行くわよ、と言うので、巻きで行きます!

四川九寨溝大地震(170808その二)

2017年08月12日 17時36分03秒 | 日記
中国四川九寨溝で、現地時間8月8日21時19分にマグニチュード7級の地震が発生しましたが、同じく四川省凉山では、同日、土石流が発生しており、翌9日早朝には、新疆ウイグル自治区で、震度6.6の地震が発生しました。これらの災害に関連があるのか否かは俄には分かりませんが、先ずは、24人の死者を出した四川省の土砂崩れから紹介したいと思います。

「聯合新聞網」

『四川凉山の土石流で 24人死亡1人行方不明(四川涼山泥石流 24死1失聯)』

2017-08-09 13:35世界日報 中國新聞組/北京9日電

「四川省凉山州 普格県で8日、暴雨のために土石流が発生し、既に24人死亡、1人行方不明、157戸577人が、程度の差はあれ被災している。

新華社の報道によれば、普格県(ふかくけん)蕎窩鎮(きょうかちん)耿底村(こうていそん)で、8日午前6時頃、暴雨のために山津波が発生し、土石流が家屋71棟を押し流し、公道を5Kmに渡って破壊し、更に、水道管・橋梁・水田等に被害が出た。

この災害によって、24人が死亡、1人が行方不明、4人軽傷、1人が救出され、157戸577人が、それぞれ異なる程度で被災している。

四川省政府新聞弁公室は、71棟の家屋が押し流され、道路が5Kmに渡って被害を受けた。今回の土石流による直接的な経済損失は1.6億人民元(約2380万ドル)になる見込みだ、と発表した。

中新社の報道では、7日の晩8時から8日の午前8時にかけて、普格県の雨水郷・吉楽郷団結村は豪雨に見舞われ、蕎窩鎮の吉楽俄木村・劉家坪郷・永安高家梁子村に大雨が降った。その中で雨水郷の降水量が最大で55.7ミリメートル、一時間当たりの最大降水量は38.9ミリメートルだった。

天府早報のミニブログ(微博)の情報によれば、8日午前11時に、蕎窩鎮を通過すると、いまだ道路の両側には多くの車輌が停まっており、公安・消防・医療等にたずさわる人々が救援活動を行っていた、と。」(「聯合新聞網」『四川凉山の土石流で 24人死亡1人行方不明(四川涼山泥石流 24死1失聯)』2017-08-09 13:35)


四川涼山普格泥石流24人死亡




一方、新疆ウイグル自治区では、9日に地震が発生しました。以下は新疆地震に関する「人民ネット」の記事です。

「人民ネット(人民網)」


『新疆精河で6.6級の地震 地震局は地震応急Ⅱ級の対応を発動
(新疆精河6.6級地震 地震局啟動地震應急Ⅱ級響應)』

2017年08月09日10:08 來源:人民網-新疆頻道

「人民網ウルムチ8月9日電、

新疆地震局の公式ミニブログ(微博)の情報によれば、2017年8月9日7時27分、新疆ボルタラ蒙古自治州精河県で6.6級の地震が発生、震源の深さは11Km、震源地は北緯44.27度、東経82.89度の地点。

震源は精河県の托裡鎮(たくりちん)に位置しており、精河県城(県城は県の人民政府が置かれている町)から37Kmの地点で、震源を含む地域は強烈な揺れを感じ、石河子市・昌吉市・ウルムチでも揺れを感じた。

地震発生後、新疆ウイグル自治区地震局は、すぐさま地震応急Ⅱ級の対応を発動し、同時に震源地域の自治区地震局副局長 鄭黎明(ていれいめい)と新疆地震局野外工作員を派遣し、直ぐさまその足で震災区域に行かせ、被害の状況を把握させた。

目下、死傷者が出たという報告は無い。自治区地震局は現在、人員を被災地域に派遣して調査を行っている。」(「人民網」『新疆精河で6.6級の地震 地震局は地震応急Ⅱ級の対応を発動(新疆精河6.6級地震 地震局啟動地震應急Ⅱ級響應)』2017年08月09日10:08)


新疆清晨6 6級地震 烏魯木齊有強烈震感



四川九寨溝晚上發生七級地震,另四川涼山發生泥石流,24人死亡!

最初から1分17秒までが九寨溝地震について、1分18秒からが凉山の土石流についてです。



また、一ヶ月前の6月24日午前6時頃には、今回と同じアバ州の茂県(もけん)で大規模な土砂崩れが起きていました。

6月24日現地時間午前6時ごろ、大規模な土砂崩れが発生し、住宅46棟を巻き込み、141人が生き埋めになりました。この土砂崩れは、現場付近で1か月ほど前から降り続いた雨が原因と見られています。

太悲慘!四川新磨村突發山體垮塌瞬間直擊及災區現場

6月24日に起きた土砂崩れの瞬間。

この事件について「BBC NEWS JAPAN」は次の様に報じています。

『中国・四川省の土砂崩れ 90人以上まだ行方不明』

2017年06月26日

「中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州茂県で24日早朝に発生した大規模な土砂崩れで、26日朝の時点でもまだ90人以上が行方不明となっている。地元住民が「前代未聞」と呼ぶ災害に40戸以上の民家が飲み込まれ、これまでに10人以上の遺体が発見された。1000人態勢の捜索が続いているが、生存者発見の望みは薄いという。

土砂崩れは、24日午前6時(日本時間同7時)前に発生。山の一部が崩れ、川岸にある新磨村を襲った。大雨が原因とみられている。

土砂に巻き込まれた夫婦と赤ちゃんが救出され、病院に運ばれた。助かったシャオ・ダシュアイさんは国営テレビの中国中央電視台に対して、赤ちゃんの泣き声で自分たちは目が覚めて、玄関を開けた瞬間に水にさらわれてしまったと話した。シャオさんの両親や複数の親類が行方不明という。

隣村のウー・ユヘンさんはロイター通信に対し、土砂崩れの多い地域ではあるが、これほど大規模なものは前例がないと話した。

25日を通して救急隊とボランティア3000人以上が、救助犬と共に土砂を掘り続けた。

国営メディアは15人の遺体が発見されたと伝えたが、現場の当局者は25日、死亡が確認されたのは10人のみだと述べた。また行方不明と伝えられた複数の人が、現場から離れた場所で無事でいるのを発見されたという。

習近平国家主席は、救急隊に「手を緩めず」全力で救助作業にあたるよう求めた。

国営・新華社通信によると、土砂崩れで川が長さ2キロにわたり土砂で埋まった。地元警察は、植生が少ないせいで被害が拡大したと話している。

地元当局によると、約8立方メートル大の岩が落下。緊急車両を除き、道路は通行止めとなった。

中国の山間部では、特に雨季になると土砂崩れが頻繁に発生する。2008年の四川大地震では、8万7000人が死亡した。茂県では、地震による土砂崩れで観光バスが埋まり、観光客37人が死亡した。」(「BBC NEWS JAPAN」『中国・四川省の土砂崩れ 90人以上まだ行方不明』2017年06月26日)


四川九寨溝7.0級地震 已致19人死亡263人受傷




さて、最後に今回の地震による被害を取り上げた「BBC中文」の9日の記事を紹介したいと思います。記事では247人負傷と報じられていますが、台湾の「東森新聞」は、19人死亡、343人負傷、徹夜で6万人が避難、余震が100回以上で震度4を越える物も何度かあった、と伝えています。


『四川九寨溝地震:少なくとも19人死亡 247人負傷
(四川九寨溝地震:至少19死 247傷)』

2017年 8月 9日


「目下、風景区の道路は程度の差はあれ損傷を受け、多くの山は崩れている。8月9日、旅行客は、比較的安全なインターコンチネンタル九寨パラダイス(九寨天堂洲際大飯店)の駐車場に集められ、救援を待っていた。



8月9日、旅行客は、比較的安全なインターコンチネンタル九寨パラダイス(九寨天堂洲際大飯店)の駐車場に集められ、救援を待っていた。8月8日、四川省九寨溝県で7.0級の地震が発生し、インターコンチネンタル九寨パラダイスも被害を受けた。



九寨溝風景区内の「五花海風景区」に向かう道路の状況。四川省アバ州応急管理弁公室は、8月9日13時10分までに、九寨溝県漳扎鎮(しょうさつちん)での、M7.0級の地震による死亡者数は19人、負傷者数247人うち40人が重傷、と発表した。


 
中国国家主席習近平は、組織力で迅速に救済し、全力で負傷者を救助し、旅行客と被災した群衆を安全な場所に避難させ、死傷者を最小限にくい止めるよう要求した。図は地震後、現地の武装警官・官兵が旅行客を安全な場所に誘導し、群衆を救助する様子。



8月8日、甘粛省 定西市安定区 北景苑小区の住民は、室外に避難した。中国地震台網センター地震予報部は、8日晩22時30分までに、震源付近で107回の余震があり、そのうち3~3.9級の地震が2度、最大の余震は3.3級、と発表した。



8月8日、甘粛省 定西市安定区 瑞麗家園小区の住民は、室外に難を避けた。



8月8日晩、四川アバ州九寨溝県の301号省道の関門付近では、地震による地滑りで道路が消えた。中国地震局は、今回の地震は特別重大地震災害であり、震源地は四川省アバ州九寨溝県漳扎鎮、震源の深さは約20Kmである、と発表した



九寨溝風景区旅客センター付近の、被害を受けたブロック。



甘粛省隴南市(ろうなんし)消防隊は、揺れの激しかった文県(甘粛省隴南市の県)に、直ぐさま救援に向かった。



西部戦区空軍指揮制御センターは、災害救済緊急計画を発動させ、直ぐさま部隊に災害救援指令を下した。



九寨溝風景区付近で被害を受けたホテルのエントランス




目下、風景区の道路・多くの湖が程度の差はあれ被害を受けており、多くの山が崩れている。これは、8月9日に撮影された「五花海風景区」。」(「BBC中文」『四川九寨溝地震:少なくとも19人死亡 247人負傷(四川九寨溝地震:至少19死 247傷)』2017年 8月 9日)

記事はここまでです。


前回の2008年5月の四川大地震の時にも言われた事ですが、四川省で大地震が発生する原因として、プレートの移動や断層の影響の他に、「三峡ダム」を挙げる意見があります。巨大なダムの圧力で、地震が起きると言う物です。また、「巨大ダム」による環境の破壊についても、度々、議論されています。

天候不順は中国に限った事ではありませんが、確かにアバ州では地震が多く、四川省では山津波もたびたび起きています。

もし、本当にダム建設の影響があるとすれば、揚子江河イルカに続いて、九寨溝の風景も影響を受けた事になります。罪な事です。


地震前の「五花海」

それは兎も角、九寨溝の風景区も深刻な影響を受けてしまったようですし、四川省に長期の雨が降った後は、大量の雨水と土砂がダムに流れ込むはずなので、四川省及び、新疆ウイグル・青海省の付近の観光は控えた方が良さそうです。

今回は、日本人に被害が出なくて本当に良かったと思っています。それと同時に、九寨溝で一人でも多くの人が助かりますよう、お祈り申し上げます。

次回は、漢字の話に戻ります。