ひねって・焼いて・陶

陶芸の様々な技法、釉薬、お会いした陶芸家の方々の話等々、私が陶芸で学んだこと、発見したことなどを綴ります。

窯のスイッチが入らない!・・・寿命がきた熱電対

2017年04月19日 | 仕事場や道具
窯詰めして、運転ボタンを押してもスイッチが入らない。電気は来てるのに・・・。
パネルをよく見ると何故か温度表示が出ていない。製造元に電話したらこれは熱電対
がダメになっている症状だとのこと。なるほど、温度が表示されないはずだ。そこで
ネットで調べると、熱電対は消耗品であり交換すれば良いらしい。故障でなくて
ひと安心した。
製品カタログを調べるとR熱電対10φ×350mmと書いてあるので再びネットでこれを
検索。すると、何と1本45,000円もする高級品。さっきのひと安心はフッ飛んで
しまった。そこに、製造元から連絡を受けた販売元の陶芸ショップコムから電話。
新品もあるが中古もあり、価格は4分の1だという。その素性を聞くと最近店じまい
した陶芸教室で使っていた物だと言う。早速中古を注文。



色々なやり取りの中で熱電対について学んだことは以下の通り。

・熱電対のほとんどはJISなどの規格に合わせた汎用品で互換性がある。
・陶芸用電気窯に使われるR熱電対は白金を使ったもので、白金の
   直径には0.1、0.3、0.5などの種類があるが、太い程耐久性があり、
   且つ高価。一般の窯には0.3が使われている。
・保護管と呼ばれる部分の太さには種類があり、窯にはその保護管
   を通す穴が開いていてそこに熱電対は差し込んである。
・熱電対の長さは窯の炉壁の厚さに合わせる。窯の内部に白い保護管
 部分が50mm~100mmは出ている必要がある。
・白金の耐久性にはバラツキがあり、数年でだめになることもあれば
 10年以上もつこともある。
・頻繁に窯を使用する工場のようなところでは、感知の精度を確保する
 ために数ケ月で新品に交換する場合もある。
・熱電対の種類は、保護管の直径と全長と白金の太さで表記される。
・熱電対に流れる電気は直流で+、−がある。赤いコードが+。
・熱電対は外部からの衝撃に非常に弱いので取り扱いには注意を要する。
・熱電対は酸化雰囲気には強いが還元雰囲気には弱いという性質がある。






アースを外し熱電対の+、−に注意しながら交換して通電すると温度表示
が出て無事作業終了。土曜にトラブルが発生したので対応には4日掛かって
しまった。展示会前でなくて良かったが、スペアを用意しておいた方が
良いのかも知れない。
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