極東アジアの真実

日々感じること・・・

戦後日本を救った、スリランカJ・R・ジャヤワルダナ氏

2015-10-11 20:04:21 | 戦後
スリランカと言うと、我々が知っているのはセイロン茶等ですが、殆どの日本人が知らない戦後日本分割案、私達の教育現場で教えられることはありません。

終戦間際の米国の核兵器開発、実戦使用で米国はソ連に対し強い態度で接することが可能となり、ソ連分割案に対しての米国の強い反分割案があったのは事実だと言われていますが・・・ソ連の日本分割に強く反対した指導者がいたと言う事実は日本人は忘れてはいけないと思います。

戦後日本はスリランカのJ・R・ジャヤワルダナ氏の戦勝国側への強い訴えかけによって、日本本土が分断されることなく独立国としての第一歩を歩みだすことが出来たと言えると思います。
戦後、吉田茂首相は・・・日本は後世まで、この大恩を決して忘れてはならない!と言っています。

スリランカの第2代大統領になったJ・R・ジャヤワルダナ氏は、11人兄弟の長男としてセイロンの最高裁判所判事の息子として生まれ、ロイヤル・カレッジ・コロンボで勉強しました。クリケットの選手としてロイヤル-トミアンに出場の経験があります。キリスト教から仏教に改宗し、コロンボ法科大学で優秀な成績を修めて法律家となりました。法曹界には長くは留まらず、1938年、セイロン国家機構 (CNC) の活動家となっています。
1946年に国民連帯同盟加入、1947年に初代蔵相、1951年には国連に蔵相として参加し、同年、サンフランシスコ講和会議にセイロン代表として出席・・・

敗戦後のサンフランシスコ対日講和会議の席で、アメリカやソ連等の一部戦勝国が日本を植民地化しようとしている時に、出席者の中で最も弱小のセイロン代表、J・R・ジャヤワルダナ大臣が真っ先に、日本があらゆる制約を受けずに自由と独立した国家として認める様にと戦勝国やその他の国々に対して発言、日本は我が国と同じ仏教国であり、憎しみは憎しみによって止む事はなく、慈愛によって止む、と言い、我が国セイロンは、日本に対して、対日賠償請求権を行使する事を放棄する。と発言した事により、各国の出席者達を改心させたおかげで日本の本土分断統治等々される事無く、戦後日本が発展する事が出来たと言えるでしょう。

当事の日本分断案(ソ連作成)
北海道、東北     ―――ソ連
関東、中部、関西、沖縄―――米国
四国         ―――中国
九州、中国地方    ―――英国
首都東京―米国、英国、中国、ソ連
大阪       ――米国、中国

ブッダの言葉を引用・・・
戦争は戦争として、終わった、過去のことである。我々は仏教徒である。やられたらやり返す、憎しみを憎しみで返すだけでは、いつまでたっても戦争は終わらない。
憎しみで返せば、憎しみが日本側に生まれ、新たな憎しみの戦いになって戦争が起きる。戦争は憎しみとして返すのではなく、優しさ、慈愛で返せば平和になり、戦争が止んで、元の平和になる。戦争は過去の歴史である・・・

Na hi verena verāni, sammantīdha kudācanaṃ;
Averena ca sammanti, esa dhammo sanantano.
(Dhammapada pāḷi)
この世の恨みは恨みによって止むことはない、ただ愛によって止む これは永遠の真理である
(ダンマパダ5)

今も、J・R・ジャヤワルダナ氏の足跡が日本国内に残っています。

八王子の雲龍寺
お釈迦様の言葉を引き日本とスリランカの友好の礎を築いた講演に感銘し、大和尚は雲龍寺境内にジャヤワルダナ元大統領の銅像を建立されました。これを機縁に、同大統領が国賓として雲龍寺を訪問、以降国際的な交流が続いているそうです。

鎌倉の大仏境内の赤茶色の碑には・・・
「人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる
人は憎しみによっては憎しみを越えられない」
と記されています。

長野の善光寺
彼の善行に感謝し、記念のための碑等?が建立されています。

スリランカ国民からも多大な支持を得ていたJ・R・ジャヤワルダナ大統領は数々の功績を残し、1996年他界、国葬には、福田康夫元総理大臣(総理特使)が参列しています。
遺志に基づき、角膜が提供されました。片眼はスリランカ人に、もう片眼は日本人に・・・スリランカの献眼協会は、スリランカ人から提供された角膜を国内外へ無償で贈る運動を行っており、わが国にもこれまで3000弱の角膜が送られていると言われています。

日本人が忘れてはならない、戦後日本の恩人J・R・ジャヤワルダナ氏、感謝するととともに多くの人に真実を伝える努力が必要と思える昨今です、

ウィキペデア、八王子の雲龍寺等々の資料を参考にしています。
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