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犬の小便でさび?、道路標識が折れ女児の頭を直撃 大阪(朝日新聞) - goo ニュース

 怪我をした女の子(軽くてよかった)には悪いが,このニュースを読んでオレがまず思い出したのは「ゴルゴ13」の初期のエピソード「60日間の空白への再会」であった。

 解説せねばなるまい(そりゃそうだ)。1965年,アフリカはモーリタニア共和国の監獄。囚人に対する虐待を欲しいままにしていた刑務所長,警備長,そして刑務所付きの心理学者は,彼らに恨みを持つ死刑囚ボルスが死ぬ前に彼らの暗殺を依頼したことを知る。やがて彼らはゴルゴを捕らえ,ボルスがかつて閉じこめられていた最も堅牢な独房に閉じこめるんだが,これこそボルスがゴルゴに残した謎の言葉「これはプロがプロに対してする依頼である」という言葉の意味するところだったのだ……!

 とここでアオってもしょうがないか。種明かしをすると,ボルスは日中の気温が40度超,夜は逆に零下まで冷え込むという環境下,塩スープとパンだけという食事で数年間を耐え抜いていた。彼は食事のたびに塩スープを鉄格子に塗り,これの腐食を早めていたのである。で,その部屋に入れられるなり彼の意図を見抜いたゴルゴは自分も同じ箇所に塩スープを塗り,60日後に脱出してボルスの依頼を遂行するんだよ。

 塩スープと犬の小便の違いこそあれ,なるほど小さなことの積み重ねで鉄柱や鉄格子もダメになるのである。というわけでこの話の教訓は「千里の道も一歩から」。……ちと違うか?



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コメント
 
 
 
錆びさせて脱獄と言えば (Toshi)
2007-05-18 17:45:18
本題からズレますが、このゴルゴの話の元ネタは4回脱獄した実在の脱獄王、白鳥由栄の実話じゃないでしょうかね?
白鳥は何回目かの懲役の時に(脱獄暦が有った為)常時手錠をつけっぱなしにされていたそうです。(今なら人権問題ですけど)
そこで、毎日食事の味噌汁を手錠と窓枠のナットに吹き付けて錆びさせて逃げ出したんだそうですよ。
 
 
 
あ,そうかも (xemem)
2007-05-18 18:23:25
そう言われて思い出しました。私その白鳥由栄のことを書いた「脱獄王」(斎藤充功著)って本持ってます。なんでいままでこの類似に気がつかなかったかなぁ(笑)。彼をモデルにした吉村昭の小説「破獄」もすげー面白かったですね。

 
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