阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

「チェ・28歳の革命」-正義と理想の実現のために捧げた生涯

2009年01月17日 23時59分05秒 | 政治
 今、「チェ・28歳の革命」という映画が公開されています。忙しい日々ですが、先日、レイト・ショーで観てきました。

 私とチェの「出会い」については、このブログでも書かせて頂きました。

 チェ・ゲバラに学ぶ      (http://blog.goo.ne.jp/xday0321/e/fa6b18b110194a4e3ee6edf77ec6cf21)


 貧しい民衆を圧政から救う。そんな理想と正義の実現のため、我が身を捧げキューバ革命を成功させた彼は希代のカリスマだと思います。私もチェの生き方に影響を受け、キューバが観光客に門戸を開いた直後の96年に現地を訪ねて、革命の聖地を訪ね歩いたほど彼の生き方に興味を持ってきたので、この映画の公開を楽しみにしてきました。

 この映画は、フィデル・カストロとともにキューバに上陸し、シエラ・マエストロ山中でゲリラ戦を闘う姿を中心に、チェの人間性に迫っています。持病の喘息と闘い、失敗を重ねながらも信念を貫くチェの姿が、国連総会での彼の演説とシンクロしながら描かれています。

 主演男優の眼差し、醸し出す雰囲気などは、写真集などで私が知るチェの姿と、本当に似ています。チェは規律に厳しく、裏切り者や軍紀を乱す者には容赦しませんでした。しかし、農民からの搾取などは一切行わず、病気や怪我をした人々には献身的に診察するのみならず、敵である政府軍の兵士も手当てするなどヒューマニズムにあふれた人柄が克明に描かれています。また、読み書きが出来なければ敵に騙されると、ゲリラ戦の合間にも読み書きを教えるなど、人を育てる意識も高かったようです。最初は「アルゼンチン人」として、距離を感じていた兵士や農民も、彼の献身的な姿に、否応なく信頼を深めていきます。

 政権交代を目指すとともに、和歌山の政治、選挙文化の「革命」を目指す私も、闘いの日々です。私が目指している政治活動のスタンスは、既存の政治文化に対する挑戦でもあります。

 チェが誰よりも勇敢で献身的な姿で徐々に信頼を得て行く様子、考えに賛同しない者に対しても、その態度で心服させていく姿は、私にとっても、とても励みになるものでした。

 自分自身の闘いの意義をも改めて感じさせてくれる作品でした。

28歳と言えば、私自身も、会社(キヤノン株式会社)を辞めてカンボジアでの国連平和活動に飛び込んだ年齢でもあります。自分自身が住んでいた山岳少数民族の村と、未だ続いていた内戦のゲリラ兵の姿が、この映画で描かれていた彼の活動の風景とシンクロして蘇ってきました。

 世界的な名声と権力を得たにもかかわらず、盟友のフィデル・カストロに別れを告げ、再び闘いに身を投じたチェ・ゲバラ。ボリビアでの苦悩を描く後編「チェ・39歳別れの手紙」にも注目しています。


*写真は実物のチェ・ゲバラです!



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7 コメント

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che (三高 章)
2009-01-18 07:55:50
チェが没後40年を経た今なお多くの人々の心を揺さぶる理由は、大きく言えば二つの点だと思います。
ひとつは言葉の美しさでしょう。
キューバ革命を成功させた後、すべての権力を捨て、ボリビアに旅立つ際に両親に宛てた手紙(“もう一度わたしは足の下にロシナンテの肋骨を感じています”という書き出しで始まるその文章)は、まさに魂の琴線に触れるものでした。
※阪口さんのご自宅の書棚にもありました「チェ・ゲバラ伝(三好徹著)のP254参照

そしてもうひとつは、権力への執着よりも民を優先した点でしょう。
カストロに次いでNo.2となったその地位をあっさりと投げうち、チェはラテンアメリカの解放に命を賭けました。

失言を繰り返し、政権に固執する某国のリーダーとなんたる違いでしょうか。

追記
チェの影に隠れがちですが、シエラマエストラの山中でバチスタ軍の攻撃に遭い、僅か10数人の勢力となった際に、「これでバチスタの命数はつきたようなものだぞ。おれたちはきっと勝つ」と真顔で訴えたという若き日のフィデル・カストロ。この人もまた巨人かもしれません。
Unknown (ゆか)
2009-01-19 19:34:31
事務所あらし、たいへんでしたね!気味の悪いことだったと思います。でも、皆さんが何事もなくてよかったです。いろんなことがあると思いますが、頑張ってください!!!
Unknown (Unknown)
2009-01-21 09:39:41
今朝、貴志川の長山団地前で活動していましたね。スクワットをしているみたいに、通る車のドライバーの目線に合わせてひざをまげて挨拶している様子が印象的でした。阪口さんらしい、いい方法だと思いました。

僕のまわりでも評判いいですよ。がんばって当選してください。
朝立ち (山北の住民)
2009-01-21 18:18:05
阪口さんは体格・体力も良いし、挨拶も腰にベアリングが有る様に「く」の字にされます、私も朝立ちをしたことが有りますが、阪口さんの様にはいきませんでした、体力の差でしょうね、毎日コツコツと体力作りをされているから出来る事ですね。
 窃盗お見舞い致します、複合機は用意出来ましたか?インクなら使って居ないのが有りますが、私自身がインクが高いからトナーに変えたぐらいですから多分いらないと。
長男のタイ旅行 (三高 章)
2009-02-05 22:46:52
長男が大学の春休みを利用して、タイ旅行に発ちました。
かねてから阪口さんのような地球市民になってもらいたいという願いから、コツコツと旅立ちを煽ってきた成果です。
本当はカンボジアやベトナムもよかったのですが、野球の試合で行った台湾を除けば初の海外旅行となるので、とりあえず入門編としてタイを勧めた次第です。
タイと言えば、昨年末の市民反政府勢力の空港占拠が記憶に新しいところです。結局、憲法裁判所が前政権の選挙活動と反民主主義的な活動を違法とする判決をくだすなど、それは日本よりも遥かに民主主義が定着している証を感じたものです。
そんな国を旅して、19才の息子が何を感じるのか、帰国後の会話が楽しみです。
「二度と海外なんて…」と言われても寂しいものですが、その一方であまりにも海外好きになって、“旅に沈没”状態になっても困ったものですが。
でも本当は密かにそれを望んでいたりもするのですが。
近いうちに、ぜひ阪口さんの海外譚を長男に注入していただきたいものです。

それにしても日本で使っている携帯電話がそのまま海外からでも使えるというのは、本当に便利な世の中になったものと今さらながら感じてしまします。
私が丁度息子と同じくらいの年には、足元にはホーチミンサンダル(タイヤで作ったサンダル)を履き、肩にはビルマの山岳民族が作ったシャンバッグを担いで、一旦旅に出ればしばらくは音信不通というものでしたが、それを思うと隔世の感が拭いきれません。

今頃、トムヤムクンでも食べて、シンハービールでも煽っているのか(あ!息子は未成年か)と思うと、なんだかちょっぴりうらやましくなってくるような…
メコンの夕陽を見ながら飲むシンハービール (阪口直人)
2009-02-05 23:36:53
皆さんのコメントへのお礼、すっかり溜め込んでしまいました! 

息子さんのタイ旅行。野球から旅へと、父と息子の会話が新たなステージへと広がっていくのはお父さんとしては心躍ることなのでしょうね。「勉強する暇があったらバットを振ってこい」という言葉には感動しましたが、今回はさしずめ「授業に出ているぐらいなら、海外に行って来い!」ということでしょうか。(あ、今は大学は春休みかな?)

私もかなり旅にはハマり、いつも世界の辺境地域で貧乏旅行をしていましたが、今では、日本でも貧乏暮らしをしています。ま、貧乏生活を楽しめるのは、水道も電気も店も、そしてトイレさえもないような村で暮らした経験が生きているのでしょう。

ホーチミンサンダル、私も履いていました。何と言ってもカンボジアで住んでいた村は、ホーチミンルート(北ベトナムが南ベトナム民族解放戦線に物資を運んだ密林ルート)が通っていたカンボジア領内の地域ですからね。そのお陰で米軍に秘密爆撃を受け、ヘリコプターから見ると、あちこちに月面のクレーターのような大穴があいていたのが印象的でした。

それにしても、私の影響などを受けると、タイにとどまらず、カンボジアやビルマに「潜入」することになるのは間違いありません。大切な息子さんの人生、あまり狂わせてしまうと何より奥様に申し訳ないですからねぇ…。  
息子と語る旅 (三高 章)
2009-02-14 09:59:29
長男が、ドッサリと山のようなお土産(そのほとんどは食べ物です)とともにタイ旅行から帰ってきました。
バンコク、アユタヤそしてプーケットと回り、それはもう“メチャクチャ楽しかった”そうです。
写真を見せながら楽しそうに旅を語る目の輝きは、かつてマウンドで見せたそれと同じ輝きでした。
そして息子と「旅」を語れる日が来たことが、父親としては望外の喜びでもあります。
トンレサップ湖(=カンボジア 今はどうかわかりませんが、かつては魚の密度が世界一と言われていました)で釣りをしよう! いや、自転車でネパールのカトマンドゥからチベット高原を越えてチベットのラサまで行こう! 
ふたりの会話は勝手に世界を駆け巡っています。

今回は長男にとって初めての海外旅行でもあり、旅の楽しさを堪能したようですが、少しずつ楽しさとは別の世界観も教えていきたく思っています。
そのためにも、阪口さんの著書(「心にかける橋」「新しい平和構築論(共著)」をまずは読ませてみようと思いますし、できれば阪口さんのもとに修行に出したくも思います。
あるいはインドのコルコタ(カルカッタ)あたりに暫く放り出すのも、大学の授業以上に得るものは大きいのかもしれませんが…

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