阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

国策としての研究支援(iPS細胞について)

2008年03月12日 22時04分04秒 | 政治
 amaさん、皆さん、こんにちは。コメントありがとうございます。今日は、amaさんの地元・南海御幸辻駅で早朝活動を行い、その後も終日、街宣活動や路上での演説を繰り返していました。

 京都大学の山中教授によるiPS細胞の研究と成果、そして、その大きな可能性については私も新聞記事等で知り、とても興味を持っていました。今回、amaさんのブログを読み、もう少し詳しく調べてみました。手垢がついた表現ですが、ノーベル賞級の革命的な研究のようですね。 科学技術振興機構のHPに詳しく紹介されています。(下記URL)

 http://www.jst.go.jp/pr/jst-news/2007/2008-01/page02.html

 この研究成果が実用化されると、例えば、患者の皮膚などの体細胞からiPS細胞を作り、その疾患に効く薬剤の候補を絞って創薬につなげることが可能になるそうです。とりわけ、世界中に数えるほどしか患者がいない「超早期老化症」などの原因不明の超難病については、患者のiPS細胞をさまざまな組織の細胞に分化させ、普通の細胞と比較して発症原因を探り、薬剤を開発することができるとのことです。また、iPS細胞開発により、動物実験の必要もなくなります。

 この研究は、米国の研究者とも激しい競争の中にあるようですが、人類に対する貢献、さらに日本への大きな利益をもたらすのですから、オールジャパン体制でサポートすべきだと思います。

 さて、国家による新薬の開発・研究と言えば、コスタリカの例が示唆を与えているかもしれません。私は30歳を過ぎてから働きながら大学院(埼玉大学大学院経済科学研究科修士課程と名古屋大学大学院国際開発研究科博士後期課程)に通いましたが、修士課程では観光開発と経済発展をテーマに論文を書きました。その調査で行った中米のコスタリカは生物多様性が豊富でエコ・ツーリズムを国策にしています。国家が環境保護の先頭に立ち、豊かな熱帯雨林に生育する様々な植物のサンプル採集をリードし、さらに、そのサンプルを米国の製薬会社に提供して新薬の開発・販売で利益が上がれば、一定の報酬が得られます。そして、その報酬をエコ・ツーリズムの発展、自然保護、さらに新たなサンプル採集に使って、環境と健康、さらに経済の全てに循環的に貢献できるようになっているのです。

 道路特定財源の無駄を徹底的に削って一般財源にして、例えばその100分の1でもiPS細胞のような研究にその分をまわして研究支援基金にすれば、このような研究を国家プロジェクトで進めていけます。その利益を、一企業や個人が独占するのではなく、例えばさらなる研究を支援する基金にして有効に活用すれば、さらに大きな成果が期待できるでしょう。民主党政権になれば、このような税金の有効な使い方が可能になるはずです。
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