阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

食糧安全保障としての農業

2007年09月05日 23時27分16秒 | 政治
 私が事務所を構えている紀の川市は、日本の果物首都と言えるほど農業が盛んです。自転車に乗っての活動も、桃、イチジク、ブドウ、柿、みかんなどの果樹の間を縫うように走ります。参議院選挙の前後は桃のシーズンでした。太陽をいっぱいに浴びて育った採れたての桃は本当に美味しく、きっとこれまでの人生で食べた量と同じぐらい、毎日桃を頂きました。今は、イチジクのシーズン。イチジクってこんなに美味しい果物だったのか! と感動する美味しさです。私は、自転車でまわりながら果樹園の中に入ってお話を伺いますから、時には、その場でもぎたての果物を頂くこともあります。

 参議院選挙で民主党が躍進した要因のひとつは、民主党の農業政策への支持であったと思います。自民党政権の下で衰退する農村。農業を守ることは、農村と、そこに住む人々を守ること。これは、さらに環境や伝統文化を守ることにもつながります。

 もうひとつ、忘れてはならない視点は、農業問題は、食糧安全保障問題であることです。

 日本の食糧自給率は、40%を切ってしまいました。食糧自給率のアップを最重要政策のひとつと捉えている民主党の政策が支持されたことは、この問題に対する危機感の強さを表わしていると痛感しています。

 さて、農林水産省の資料には、自給率40%で、かつ、外国からの輸入がストップした時の日本の家庭でのメニュー例があります。

(朝食)
ごはん一杯、蒸かしいも2個、ぬか漬け1皿

(昼食)
焼きいも2本、蒸かしいも1個、りんご1/4個

(夕食)
ごはん一杯、焼きいも1本、焼き魚1切れ

 とてもバランスの取れたメニューとは言えません。農業政策は、まさに食糧安全保障の問題であること、如実に表わしていると思います。

 ところが、日本の農業の最高責任者である農林水産大臣が、今度はわずか7日間で退任するとは。これでは安倍政権の農業に対する姿勢はとても信用できません。

 今回の問題は、松岡、赤城農水大臣の事務所費問題とは本質の異なる「詐欺」そのものです。会計検査院の摘発にも返金することなく、組合長と兼務したまま農水大臣の職に就くとは、まさに農業を利権の対象としか見ていないことを象徴していると思います。この体質こそが自民党の本質。変えるには政権交代しかないと痛感しています。


さかぐち直人政治活動ホームページ
阪口直人国際協力活動ホームページ

コメント (14)
この記事をはてなブックマークに追加