ザビエル鈴木のワードセラピー

『心を形にする』願いのを通して、立ち止まったあなたの新しい始まりへの励ましを言葉にかえて送ります。

別荘の窓

2010-03-27 01:18:05 | Weblog
君と歩く朝もやの道


   緑の風が頬を誘う


おはようと言いながら
   

そのたびに肩寄せて
      

   確かめる赤い糸


白樺を見上げては


   踏みしめる朝露に


気がつけば足音は


   一つのハーモニー


ときおり雫が


二人をかまって襟元にいたずら


おもわず振り向き目と目で微笑む


空には淡い光


   朝もやを揺らしてる


今 ふたりの時


  さっきのあの音たちは


     もう戻らない時間


今 目の前に君がいる


赤い命の時がはっきり刻まれて


今 聞こえるのは


  君の香りとティーカップ


この窓が教えてくれる


  分けられるものと


  分けることのないもの


二人の時が聞こえてくる


  何も入ることの出来ない


二人の時が…


待っていました…

2009-02-13 00:10:45 | Weblog
待っていました…

いつかなあと
 待っていました

あなたが来るのを
 ずうっと待っていました

あなたがいるだけで
 太陽が喜んでくれるから

まぶしいけれど
 空気が急にあたたかくなるんだもの

もう少しだねと
 自分に言い聞かせていたの

わがままなのは
 わかっていたけれど

もっと話をしたいから

もっと一緒にいたいから

そしてみんなで明日を見たいから

あの日駅前で…

2008-02-10 00:11:40 | Weblog
いつか…きみに会える

 その思い胸に秘め…

  今も待っているわ…

白いカフェテラス 

あの日歩いた公園で 

 そっとささやく木漏れ日が 

    きみの瞳に映ってた 

その心が知りたくて 

    空を見上げては確かめる…

この時を止めて  

    この思いのままに 

この時を止めて 

    この思いのままに 


バルコニーから降りた光…

2008-02-01 09:14:38 | Weblog
静かなしっとりしたこの街で
二人は出会った

高いバルコニーには
つたが道しるべのようにのぼっている
ロミオ、なぜあなたはロミオなの
ベローナでの思いは今も…
時を越えたとめられない願いとなって聞こえる

二人は地上を離れてひとつに

希望という輝きに誘われるままに
野を越え
山を越え
いくつもの世紀も越えて
いっぱいの光に包まれるままに
凱旋門の夢を見た
争いのない光の中で
凱旋門の上を飛ぶ夢を見た

いくつもの森が太陽にまばたきして
明るい緑にほほを染めながら
飛んでもっと高くと…
いくつもの赤い屋根が
太陽を映したように語りかけて
回ってもっと大きく回って…

そして二人は黄色い光につつまれて
バルコニーから降りた二人は…
希望という光にそっと近づいた

ヴィクトリアに…

2008-02-01 09:04:47 | Weblog
ヴィクトリアに…

木漏れ日を追いかけて
時計に追われるように
森を抜けて…
出会ったヴィクトリア

そこにはスウっとした静けさと
ゆったりしたやさしさが待っていた

立ち止まり…息をつき…
探してる…君の影
ヴィクトリア

物憂げな香りがながれて
揺らめく光たちざわめくなかで…
目を閉じて耳澄まし
探してる…君の影
ヴィクトリア

聞こえますか音にならない僕が
感じますか手の届かない僕が
ヴィクトリア

公園のベンチから
たった一人で虹を見た
噴水のなかに虹を見たよ
一人が好きなのに
一人がむなしくて

曇り空にかけなおす
心のサングラス

2003年7月ヴィクトリア展をのぞいたあの日…

寄り添わせる春風~フウッ~

2008-01-15 23:07:46 | Weblog
キラキラする朝日にさそわれて
ゆるやかな白い砂をサクッサクッ
寄せてくる波の音にまっすぐに向かって
あっ、靴の中にちょっと砂が…
Eぃ、Eぃ、いいさ…

波の音にまっすぐに…
砂と海の境に立って両手をあわせて
頭の上に伸ばしいっぱいに背伸びしてみた
一瞬時が止まったように…
呼吸がピタッとして…

口をつぼめて息をフウッとはくと…
潮の香りが鼻からスウッと入ってきたよ

目を閉じて朝日をまぶたの裏から見ると…
暖かい色がジワ~っと広がって
おなかのなかからやさしいが見えたりして
あっ、気がつくと波が足元に…
ちょっと下がって…

朝日を背にしながら
波の音を左の耳に聞かせるように
キュシュッ、キュシュッ、キュシュッ、
キラッとしたキラッとするキラッと見えた
波が泡になって砂を舞い上げたそのときに…

大きくはないけれどはっきりした言葉遣いの桜貝…
見ーつけた。。。

子供のように背中を丸くして座り込み
はじめまして…
桜貝が波に揺れて笑ったように…
それからここへ来るたびに
いつも誰かを連れてきてくれるようになったよね

コバルトブルーの誰かさんもそうだった
不思議な潔さを持った仲間に目を見張っています…
誰かさんは…
朝日で暖かくなった背中が丸くなりそうになっていた…
そんな僕に前から朝日をあてようと…
大きな手鏡を出してきて…
深呼吸をしなさいと…

口をつぼめて息をフウッとはくと…
潮の香りが鼻からスウッと入ってきたよ
ありがとう

あるひ聞いてもいい…
初めて君がそんなことを…
どうぞ~どうぞ~
ゆるやかなビーチの向こうに見える丘の上に…

あそこに行きたいんだ…
いつもここから見ているんだけど…
あの上から見てみたい…ライジングサン
教えてくれるかな…どうすればいい
・・・さくら色の秘密を知ってる???
・・・新しい命の目覚めだって???知ってる。。。
君が行きたいあの丘は光に近づく階段だよね…
君が見たいあの光は明日を照らしてくれるよ…
きっとね。

じゃあいいかな…
力を抜いてくれる…そうそう
僕には取っておきの友達がいるんだ…

ゼヒュロスお願いがあるんだけど…
朝日に載せてフウッ~とやって…
丘の上までフウッ~とだよ…

暖かい潮風が光をいっぱいに包んでフウっ~と桜貝を舞い上げた

新しいたびのはじまり

2008-01-14 14:15:40 | Weblog
《新しい旅の始まり…》

あの日出会ったあなたと
あの日誓った思いと
あの日目指したそれぞれの夢

どこにもやさしい道はなく
いつでも吹くのは向かい風
それでもここまでこれたのは
あなたがいつもいてくれた

あなたの笑顔にふれたくて
励まされ助けられ愛されて

たどり着いたこの扉…

あの日探したポラリスを
まばたきもせず見つめてた
あの日えがいたそれぞれの明日

そこには見えない坂道が
なんども大きな雨に打たれ
ようやくここまで来れたのは
あなたと明日に会いたくて

あなたの笑顔にふれたくて
励まされ助けられ愛されて

たどり着いたこの扉…

あの日出会った希望と
あの日誓った勇気と
あの日目指したそれぞれの道

曲がりくねった森のなか
かすかな光をただひたすらに
ようやく見つけたこの道に
ここからもう一度はじめよう

あなたの笑顔にふれたくて
励まされ助けられ愛されて

たどり着いたこの扉…

バックミラーの春…

2007-04-27 01:42:27 | Weblog
バックミラーの春

会いたくて…
ただ会いたくてこの道に

小さな雨をそのままに
まぶたの裏の
見えないワイパーを…

あの日のきみを
バックミラーに探しては
あの日のひとこと追いかけて
フロントガラスに呼んでみた

待っていて…
今直ぐ行くよ…
この橋を越えれば…
待っていて…
もうここまで来たよ…

会いたくて…
ただ会いたくてこの道に

グレーの空に魔法をフッと…
閉じた心に
やさしい春を…
明日のきみを
春の霞に呼んでみた

変わらぬ思いを受け取って
光の花束拾いながら

会いたくて…
ただ会いたくてこの道に

ごめんね…
もう直ぐ虹を架けるから…

ありがとう…
ふたりの虹を架けるから…

未だ見ぬあなたに…

2007-04-21 06:55:58 | Weblog
未だ見ぬあなたに…
これからいっぱい時間のあるあなたに…

一番近い人が
一番遠いこともある

ずうっと前から知っていたのに
気が付くのに
長い時間がかかることもある

思いは限りなく
思いは果てしなく
それでも埋められないものもある

時計は世界中
 同じリズムのはずなのに
その音さえ聞こえない
 そんな気がすることもある

でもだからこそ
深くいとおしい絆になることもある
あなたと私の間には
どんな糸があるのでしょう

一人歩き始めると
歩けば歩くほど
道は深く狭くなるものです
その道を広くするには
    出会いがいります

あなたに厳しく
ハッキリした言葉ほど受け止めなさい
いつでもある慰めではなく

涙に近い励ましを大切にしなさい

『会える時を楽しみにしています。』

桜舞い散る…

2007-04-21 06:19:44 | Weblog
桜の名残りを風が奇麗にしていく坂道…
一歩してたちどまり…
また一歩して見上げては…
そめいよしのの軽さから…
枝を包むような八重桜に…
緑の桜も春を飛び越えたような空気に…
狭い遊歩道で風声を確かめて…

さくらみちのためいき…

何度も色づいて
何度も葉が落ちた
でも春は咲く
きっと咲くと信じてた
あの日この道を
見送った後ろ姿
何度も見上げて
頷いた
でも君は来る
きっと来ると信じてた
たとえ涙でかすんでも
澄んだままのこの思い

何度も耳澄まし
何度も背伸びした
また春が来て
ほっとため息ついてみた
あの日と変わらぬ
見上げるさくらみち
まばたきもせずに
待っていた
いまきみの声
ちょっと風に揺れながら
さくらのささやきかすれても
変わらぬ思いはしっかりと

あの日と同じこの道で…
出会えるときめくさくらみち