鉄肝(tekkan)

お酒はよく噛んで呑みましょう

パワーを送れ!東清水変電所

2011-04-25 23:23:23 | あーだこーだ
糸魚川静岡構造線にほぼ沿って分断された日本の商用電源周波数は
東が50ヘルツ、西が60ヘルツになっていて、どちらかに電力が不足したからといって、
大きな電力を容易に供給し合う事は出来ません。


今回の震災で東京電力圏内では、計画停電など大変な不自由を経験され現在においても、
節電に努力しておられると思います、その努力には心からエールを贈り敬意を感じます。
政府からは「今後“原則”としては計画停電は無し」と発表されていますが、消費が春とは
比べ物にならない夏には、やはり不安を感じていらっしゃる事と思います。

見えない壁を突破して電力を融通するのには、交流を直流にしそれを再び交流にするなどして、
周波数を変換する必要があり、それを行う施設が日本に3ヵ所あります、
東京電力の新信濃変電所(長野県東筑摩郡朝日村古見)
J-POWER(電源開発)の佐久間周波数変換所(静岡県浜松市天竜区佐久間町)
そして中部電力の東清水変電所(静岡県静岡市清水区)です。

その東清水変電所に外側からですが見学に行って来ました。
非常に重要な施設ですから悪意は無くても関係者では無い者が周辺をウロウロしていたら、
官憲の介入を招くかもしれません、ですから行く事をお勧めする記事ではありません。

低い唸りを上げています。
 

東清水変電所は東清水FCとも呼ばれます。FCはFrequency Converterの略で
周波数変換器って意味なのだそうです。
 

新信濃変電所60万kW、佐久間周波数変換所は30万kW、しかし東清水変電所は10万kWです。
本来の能力は30万kWなのですが、送電線が154kVなので送る量を絞っているのだそうです、
275kV送電線が完成すれば…しかし、用地の買収など問題があるらしく、こればかりは
急いでってワケには言えません、なんとか円満に解決を期待しています。

とどけ!パワー!大切な人達に。




   
希望を胸にみんなで艱難辛苦を乗り越えよう。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
近くを通ったことが (P.O.C.の会員)
2011-04-26 22:12:20
鉄肝さん、松本電力所新信濃変電所は、塩尻駅と松本空港とほぼ正三角形の位置にあります。東京電力の施設だったことを再認識しました。
>P.O.C.の会員さん (鉄肝)
2011-04-26 22:28:54
頂戴したコメントを拝見し、地図を見てみました、
結ぶと綺麗な三角形なんですね。

日頃は気にしなかった施設ですが、色々な問題点と共に
とても気になる施設であります。

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