アセンションへの道 PartⅠ その理論と技法

2012年には銀河の中心と太陽系そして地球が整列し時代の節目を迎えます。アセンションの理論と技法について考えます。

第14章 道 ⑬第三イニシエーション

2011-09-16 19:51:39 | 第14章 道
筆者は未だクリヤー・ヨーガを始めて1年も経たない初心者ながら師から第三イニシエーションへの参加が許され、2011年7月13日からカナダのケベックにあるアシュラムに滞在することになった(2011年3月に御殿場で行われた第二イニシエーションの最後の日に、何時かカナダのアシュラムで修行させて貰いたいと皆の前で発言したことを師が覚えていてくれた為と思われる)。日程では7月13日は夕刻までにアシュラムに到着している必要がある。通常であれば、北米に旅行する場合、時差の関係で、日本時間で同日の午後の便に乗れば同じ日の午後に到着するので、13日に日本を発てば良いのかと思っていたが、飛行機の便を見るとモントリオール着は早くて現地時間の18時前後であり、そこからアシュラムまでの移動時間(車で約1時間半)を考慮するとどうしても13日発では間に合わない。結局1日早い7月12日に成田を発ち、同日の夜にトロント経由でモントリオールに入り、そのままダウンタウンのホテルにチェックインする日程を組んだ。お蔭で翌13日は夕刻までモントリオールの市外観光に使うことが出来、同じく日本から参加したT氏と共に、セリーヌ・ディオンが結婚式を挙げたという大聖堂を訪ねたり、モントリオール市街を見下ろすことの出来る丘にも登ることができた。同日午後5時にはホテルのロビーでモントリオール在住の参加者に会い、彼のBMWでアシュラムに向かった。

カナダのケベックにあるアシュラムで行われた第三段階目のイニシエーションには世界各地から16名が参加した(内女性は4名)。米国・カナダからの参加者が多数を占めたことは言うまでもないが、ニュージーランドやフランスからの参加者もあり、日本からの参加は筆者とT氏の2名であった。

9泊10日の日程であるが、アシュラムは広く且つ清潔に保たれており、気候的にもエアコン無しで十分快適に過ごせる季節であった。但し、基本的には個室ではなく、一部屋に2名から3名が一緒に寝泊まりすることになる。幸い筆者の場合は日本から同行したT氏と同じ部屋を割り当てられたため、四六時中英語で会話しなければならない状況には追い込まれず、日本語での雑談などを通じ、少なくとも自室では息抜きができた。その意味でもT氏の参加には感謝している。

アシュラムの敷地は約5万坪もあり、その地下には水晶の鉱床が眠っていると言われる。つまり水晶の波動によって、常に清められている状態にあるとも云える(そういえば、モンロー研にも巨大な水晶が置いてあると云われているが、それはどこからか持ち込んだものであろうか?)。更に敷地内には大きな池(Lakeと呼ばれていた)があって、水は限りなく透明に近く、魚(鱒と思われる)が泳いでいるのが良く見える。午後の自由時間にはそこで泳ぐことも出来る。その池の畔には瞑想用の小屋(といっても30畳ほどの広さがある)があり、熱心な参加者は、自由時間をそこで瞑想して過ごすようであるが、筆者は時差や旅の疲れもあって、一度池で泳いだ以外は殆ど自室で休んでいた。

一日のスケジュールは基本的に朝6時のアーサナ(師と共に18種類を全て行う)で始まり、その後プラーナヤーマと瞑想を行う(これらは第二イニシエーションまでで習得した技法である)。それが終わるのが8時半過ぎ頃であり、それから約一時間の朝食兼休憩時間になる。毎日の朝食は、オートミールのようなもの(筆者は苦手なので殆ど食べなかった)、ヨーグルトと果物を煮込んだもの、それに解凍したイチゴ類、ミルク、ジュース、トーストなどであり、それ以外に飲み物(基本的にはハーブティー)が四六時中セルフサービスになっている。食堂或いはテラスで他の参加者と雑談をしながら朝食をとり、暫く休憩すると10時から新たな技法を師から伝授される。それが12時半頃に終わると昼食である。この昼食と夕食には賄いの人が2名(恐らくフランス系の人ではないかと思う)ほど来てくれて、いつも美味しい食事を用意してくれる。肉、魚介類は無論出てこないが、筆者が記憶している限りではラザニヤのようなものとかカレー、豆腐ステーキ(醤油と生姜で味付けたもの)、それにサラダやパンなどであり、味付けに閉口するようなことは全く無かった。午後は基本的に休憩になるが、2日だけはマントラ・ヤグナ(火を囲んでオーム・クリヤー・ババジ・ナマ・アウムのマントラを2グループが交替で3時間唱え続ける)があり、休んでいるグループは師からシッダのマントラなどを伝授される。又、これは参加希望者のみが対象であるが、師の美人の奥方(ドゥルガ、DVDにも出演している)からアーサナのレッスンを受けることが出来る日が2日あった。筆者は毎日18のポーズ(実際には日に9から12しか出来ないが)を深い考えもなく実践していたが、今回改めてドゥルガのレッスンを受け、アーサナの奥の深さを垣間見たような気がした。夕食が終ると7時半頃から約2時間、師からヨーガスートラ等の講義を受け、10時に消灯、そんな日々が9日間続く。

さて、そのイニシエーションの内容である。ババジのクリヤー・ヨーガには全部で144種類の技法があるが、この内18種類のアーサナ(市販のDVDがある)と6種類のプラーナヤーマ、7種類の瞑想法が第一イニシエーション(第12章⑧参照)で伝授され、更に8種類のプラーナヤーマ、5種類のバンダ、7種のチャクラに対応するマントラと各自が希望する1種類のマントラ、ヨーガニドラーの技法などが第二イニシエーション(第13章⑩参照)において伝授される。従って第三イニシエーションにおいてはそれ以外の全てが伝授される訳であるから、その数は70から80種類になるのではないかと思う。しかし、これら全てを今後毎日実践しなければならないということではなく、各自の必要性や考えに応じて行うもの(例えば暑い夜を涼しく過ごす為の技法とか便秘に効く技法、更に雲を集める技法などもその中に含まれる)、週に1回或いは年に数回程度行えば良いと思われるものも含まれている。

イニシエーションの説明の都度触れているように、筆者はこの技法を他人に明かさないとの誓約書を提出しているので、本ブログで詳しい説明をすることは出来ないが、今後ババジのクリヤー・ヨーガを実践することに興味を持つ人達のために、その概要を差し支えない範囲で紹介しておきたい。

先ずアーサナであるが、これまで実践してきた18種類の技法に加えて、新たに9種類の技法が伝授される。その中には、ヨーガを練習している人達にとってはお馴染みの有名な技法もあるかと思う。恐らくこれらのアーサナ自体の中に特別の工夫があるのではなく、そのアーサナがチャクラの覚醒、クンダリニの覚醒に有効かどうかの基準でババジが上級者の為に選んだものではないかと思う。

プラーナヤーマ或いは呼吸法も何種類か新たに追加される。しかし本当に重要なプラーナヤーマは第二イニシエーションまでに全て伝授されており、筆者はクンダリニ覚醒という視点からすると、これら新たなプラーナヤーマは然程重要な技法ではないのではないか、との印象を持った。逆に云うと、第二イニシエーションまでの技法を確り行えば、無論個人差はあるにせよ、或る確率でクンダリニ昇華が起こるのではないかと思ってしまう。但し、これまでにも触れて来たように、クンダリニが覚醒するとき、その上にある6つのチャクラ全てが開いていないと、そのエネルギーがその開いていないチャクラで止まってしまい、サハスラーラまで到達しない危険性を孕んでいる(第12章⑥参照)。そのため、第三イニシエーションでは、それぞれのチャクラを開くための技法が数多く伝授されることになるのであろう、と云うのが筆者の推測である。

上記のチャクラを開く為の技法を、簡単に述べると、夫々のチャクラを視覚化する為の技法、それに加えて各チャクラのマントラを唱えて刺激する技法、更に各チャクラに対応するアーサナを組み合わせて行う技法が伝授される。つまり、7つのチャクラに対応する3通りの技法を伝授されるので、これだけでも21種類になる。

他には、肉体にある9つの門(例えば左右夫々の目、口、左右の耳、左右の鼻の穴など、数えて行くと9つある)を開く(或いは閉じる)為のマントラも伝授される。例えば右目のマントラ(不思議なことに、右目と左目ではマントラが異なる)を唱えながら定められた技法を行うと、いずれ千里眼(天眼通とも云う)的な力を得ることが出来ると言われている。
更に、このマントラを使った方法とは別に、天眼通と天耳通のテスト(これら夫々も技法の一つに数えられる)のようなことも行われる。アシュラムのミーティングルーム内に受講者16名を残したまま、師が数十メートル離れた池のそばまで出向いて行き、そこで或る動作をする(天耳通のテストの時は或る音を発する)。それをアシュラムの室内にいる受講者16名が感じ取って、師が何をしていたのかを言い当てるのである。

このような技法を数多く伝授され、或いは師の講義を聴き、9日目には愈々このイニシエーションにおけるクライマックスとも云える、サマーディに到達する為の技法を伝授されるのであるが、この部分は少し長くなるので、次週に譲ることにしたい。

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