餃子の作り方

威哥王

私の知らない明日

2016-12-23 13:41:35 | エンタメ
いつからだろう
未来の事にしか興味を
持たなくなったのは。
威哥王
三人兄弟で、長男と11年
次男と9年離れている私は
家族の中で唯一の子供だった。

兄二人には、小遣いを貰ったり
バイクの後ろに乗せてもらい
色々な所へ連れて行ってもらった。

歳の近い兄弟では
なかなか無い経験で
友達からは羨ましがられたが
良い事ばかりではなかった。

両親や、祖父母にとって
兄達はもう色々な話を
出来る頼れる存在
だったのだろう。

私はというと
いつも子供も扱いで
カヤの外だった気がする。

過去の事や、今起こってる事
兄二人は知っていたが
子供には関係ないと
私には何も知らされなかった。

同じ兄弟なのに・・・・と
いつも思っていた。

結婚して
子供が生まれてからだろうか
ようやく兄達と
同じ扱いになったのは。

それでも、兄達にとって
私はいつまでも歳の離れた弟。

もちろん追いつくことは無い。


何処かへ行けば
宿代は兄が払う
私の家族の分まで。

もちろん、そんな関係に
反発したこともあった。

しかし、今はもういいと
思っている。

息子に対しては
格好の悪い父親だろう。

しかし、それが兄弟の中での
私の役割だとしたら
それならそれでいい。

いつか恩返し出来る時が来れば
その時に頑張れば良いのだと
自分に言い聞かせる。

いつからだろう
未来にしか関心が
無くなったのは。

自分が居なくなった
次の日のことが知りたい。

誰が悲しんでくれたかとか
そんな事に興味はない。

単純に世の中の出来事を
知りたいと思う。

百年先とか、千年先とか
そんな先の事はどうでもいい
次の日の事が知りたい。
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