桐生選手が、１００ｍで、９秒８８の記録を出した。
最近では、９秒台は珍しくなく、オリンピックの１００ｍ決勝に残るには、９秒台が必要だ。
しかし、記録達成には、当日のコンディションが大きく影響する。
日本の短距離も競争が激しくなり、いずれ、近いうちに誰かが出すだろうとは思っていたが、世界陸上選手権の出場権を得られなかった桐生選手が最初に達成したのは良かった。
当日は、追い風、１．８ｍだったというから、ベスト・コンディションだったようだ。
記録には、天候という運も左右する。
その際たるものは、マラソンであろう。
記録より、オリンピックで勝つほうが難しいといわれるが、ワン・チャンスに、実力を出し切れるかが課題になる。
世界記録保持者でも、出場権を得られないことは良くあることだ。
今後の精進を期待しよう。
