東大門近くの妙覚寺で1泊2日のテンプルステイしてきました。
日程はこんな感じ
<1日目>
14:30 オリエンテーション
16:00 蓮の提灯作り
18:00 夕方の鐘つき、礼拝
18:30 食事(こちらでは供養と呼びます)
19:30 座禅
21:00 就寝
<2日目>
03:30 起床
04:00 朝の鐘つき、礼拝(※108拝)
05:00 座禅、ヨガ
06:00 散策、日の出を見る
07:00 食事
08:00 茶道
10:00 解散
騒がしい日常を離れて、静かに自分と向き合う時間を持とうと参加したのに、
この日に限ってテレビ局の放送のため子供たちをたくさん集めたとかで、
参加者は、小学校1~6年の子供20人+大人3人で、
家にいたほうがかえって静かだったかもしれません。
でも、新しいことを経験して、いい勉強になりました。
同じ仏教でも日本と韓国ではずいぶん違いますね。
まず、座り方。こちらの寺ではすべて胡坐です。
正座をしていたら、「そこ、ちゃんと座って」と注意されました。
胡坐をかく習慣がないので、けっこうきつかったです。
食事のときもずっと胡坐ですよ!
食事といえば、ご飯と汁物におかず4種類が出て、
味はそこそこ普通に美味しいのですが、その作法が衝撃的でした。
まず、残さずきれいに食べるものの、キムチを一切れだけ残しておきます。
空いたごはんの器にお湯をいただき、そこでキムチをすすぎ、
さらにそのキムチで器をこすって食べかすを落とします。
順繰りに器をキムチで磨いたあと、
なんと、その食べかすだらけのお湯を飲みます!
もちろんそのキムチのかけらも食べます!
さらに少々の水を使って油汚れなどを指で磨いた後、
(この水は捨てて良いのだが、食べかすが多いときには、みんなで分けて飲まないといけない!)
手持ちの布巾で水気をふき取って、終わり。
一切洗剤をつかって洗い物をしないのです!節約の極致。
隣に座った子供が「あーゲロはきそう」というので、
お腹に入っちゃえば一緒だよ~♪なんて大人ぶっていたくせに、
2日目は早起きの疲れもあってか、しばらく気持ち悪くなりました。
108拝もやりましたよ。
プサンの海のお寺で見た、立ったり座ったりして拝むあれです。
最中・直後は平気だったのに、時間が経つにつれて膝がガクガクしてきました。
ダイエットにはこれがいちばん効くそうです。
座禅もくんで、ためしにあの棒でも打たれてみました。
音はかなり響くけれど、思ったほど痛くありませんでした。
世話をしてくれたお坊さんが
「最初は10分で眠くなる」と言っていたけれど、本当ですね。
仏教の世界についても、すこし教わりましたが、それはまた別の機会に。
実質1日にも満たない時間でしたが、
寺の生活はもちろん、子供たちに囲まれて過ごすのはなかなかいい経験でした。
ただし非常に疲れましたが。
私が作った蓮の提灯