アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『週漫スペシャル』2010年11月号

2010-09-30 | 青年漫画
 
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今日もオレは風邪でかったるい雨の日を迎えているわけですが、昨日きちんと記事が書けなかったので、週漫スペシャルは「オトナが読む漫画雑誌」としてある面ではとても正しいということを書きます。
今まで「特集」を強く意識したことがなかったんだけど、今月号の特集が「喰いごろの女たち」なので、そういう下劣な目線で真面目に記事を書きます。ちなみに病院で処方された風邪薬のおかげで鼻づまりが解消され、気分はとても爽快です。

レビューというか感想の基準は、「描かれている女性を抱きたいと思うか」という動物的な物です。ただし特集と向き合い、この雑誌を正当に評価しようと試みたつもりです。

まず大前提として、ロリータ趣味のある人は例外として、男はオレくらいの年齢(36歳)になると10代やハタチそこそこの小娘に「欲情」など出来なくなる。(ただし二次元なら別だ)。テレビに出てくる若いタレントさん(時代の定義する「美」)なんかも、確かに可愛いし(メイクが)綺麗だとは思うけど、オレはムラムラとは来ない。
「ガキに興味はない」というすましたような言い草は、裏を返せば「オレは自分好みの熟女とならいくらでもヤれる」という下劣な物だ。「喰いごろの女」=「熟女」とここでオレは勝手にすり替えているけど、「熟女」が何なのかネットで調べて答えを探すのはやめましょう。オレに言わせれば熟女というのは年齢でも容姿でも社会的地位でもなく、「生き様」だ。


『「淫乱」の証明』/大葉康雄・沙川聖
女友達が自分の夫と不倫していると気付いた妻が、目的を持って男に抱かれ始め、やがてその目的の標的が変わるという巻頭カラー。
派手な服と濃い化粧を夫に咎められた妻が着替えると、躯(カラダ)には不倫の証である大量のキスマーク。浴室で手淫に及ぶ左手には結婚指輪。

何を以て「熟女」と呼ぶかその定義は非常にあやふやで、むしろ定義など無く、それに男が何を求めるのかも千差万別だ。それを踏まえた上で断言するけど、大葉康雄先生の描く女性は設定や年齢や境遇に関係なく、オレの「熟女像」として理想にとても近い所にある。
こんな女、現実に身近にいたらすごくイヤだけど、もしいたら抱かなきゃ勿体ない。
MY PAL COMICSに採録された過去の作品(新人アナが事件を解決するあれとか)を数えなければ、ここ4年ほどで大葉康雄先生の新作を30作くらい読んできたけど、描かれてきた女性を抱きたいかと尋ねられればオレの答えはほぼ毎回「YES」だ。


『沿線不倫恥図~安い罰金、高い不倫』/北野信・小田はるか
一方で、北野信先生がほぼ一貫して描いているのは、今のオレの嗜好とは逆で、「オヤジは若い子が好きに決まっているだろう」という主張だ。それも実情を指摘した非常に的を射た物で、そういう需要が相当存在することをオレは「頭」では理解しているけど、「感覚」としては理解できなくなった。
ただしオレも自分がハタチの頃には「三十路の女性と寝ている自分」が想像できなくて、今では「ハタチの小娘と寝ている自分」が想像できないという逆転現象を経験している。
その意味を考える前に次の作品を引用したい。


『恋人バレの秘密』/宮内かずみ・万平
50代の部長が、部下から風俗ではなく出会い系を利用していると聞き、自分もそれを実践するが援交狩りに遭う話。
これは「熟れている」と「熟れ過ぎて腐っている」との境界線を描いている。熟女とは「年齢」ではないという点でも深く共感できる。
オヤジが援交と称して幼い子供を買ったというようなニュースを聞くと、「ディスカウントショップで安い粗悪品を大量に買った」ような物じゃないかと穿(うが)った感想をオレは持ってしまう。払う金額がたとえ高くても、優良店で長年愛用できる良品を購入したほうが賢い買い物に決まっている。(ただしオレはカネで女を買わないし、売春が犯罪であるという点に異論はない)。



『今晩、お邪魔します』「ももいろハウス」未華--の場合/蝦名いくお
この作品で妻と別居中の男が入れ込むデリヘル嬢は、年齢的には若いと思われる。ところが彼女は自分が疑われたことに腹を立て、「妊娠詐欺」の真犯人を突き止める有能な駒として動く。主人公が前述の「賢い買い物」をした例に数えて良いと思う。未華が十年後に更に「いい女」になっている可能性は否定できないのだから。


『誘惑・妹の唇』/百花・美々華
読み飛ばしたわけではなくて、自分の都合のいいように引用するために順番を前後させた。
美女に求婚した気の小さい男が、妹に認めてもらうのが結婚の条件だと言われ、彼を誘惑する妹は姉と共謀して彼を試していた。
愛と肉欲は別物だという話は、「男の性欲」を正当化してくれる正直な漫画だ。男が浮気するのは当然なんだから女性はいちいち怒らないで下さいという、とんでもない暴論を描いているけど、ヒトは人間である前に動物だ。
愛しているからヤるのか、ヤれるから愛するのか、その根源的な問いへの答えを人類は未だに見付けていない。


『キャバクラ裏日記 やりたい女たち』/作麻正明・香橋義高
こちらは逆に、表題の通り「やりたい女」の側を描いている。
「熟れっ娘」という看板を掲げているキャバクラ。そこで働く二人の女は過去の職場を混乱に陥れ、この世の酸いも甘いも舐め尽くし、東京で天職を見付けて男を玩(もてあそ)ぶ。殺人事件に巻き込まれても捜査に協力し、事が落着すればまた天職だと嘯(うそぶ)く。
今回はあくまで「登場人物を抱きたいか」という視点で感想を書いているので、「面白い漫画だった」という自分に不利な事実からは敢えて目をそらしておく。


『ルーム・シェア』/わたんかづなり
これはスペシャルゲストとして登場した漫画家の作品なので特集には参加していない。家事が出来ず、片づけていない方が落ち着くという果歩のトラウマを「魅力」と勘違いする場合もあるかもしれない。
「片づけられない女」であるという時点で萎えるし、家事をしない女をオレは生理的に受け付けない。記憶を抹消されて生まれ変わるというオチが楽しかった。


『マハルキタ~嘘つき』間宮聖士・中山たくみ
国籍で抱きたいか抱きたくないかを判断しろというのは重いのでスルーします。というかこのシリーズあんまり好きじゃない。
この作品を含む後半の3作は、特集には不参加。


『渚秘記』~露呈した不実/成沢功・大川功
渚の本名と過去を知っているらしい男が現れる。
成沢功先生の描く女性は、たとえ着飾っていてもいなくても、「身近な女性がこういう事を考えていたら嬉しいよね」というオヤジの妄想を掻(か)き立ててくれる。もちろんオレは実生活で近所のOLさんをそんないやらしい目で見ている不審な変態ではありません。
「和服で乱れる過去のない女」というのが(今の)オレの好みではないので、渚を抱きたいかと訊かれれば答えは残念ながら「NO」だ。『恋文』のほうが登場人物が等身大であるという点では好きだった。


『悪女の標的』part.3/池田文春・高野洋
完結編。10年の歳月を経て美しくなった緋沙子を、北島は「欲しい」と言って抱く。
10年前の、意志のなかった22歳の緋沙子と、今の彼女とのギャップには雲泥の差がある。
そして北島は「褒美として君をくれ」と言い直す。10年前の彼女は「褒美」にはなり得なかったが、共に戦い続ける存在になった今の緋沙子は充分に「褒美」たり得る女性だ。


と、こんな感じに特集も意識しながら、いやらしい目で読了したわけです。
「喰いごろの女たち」というのは結局のところ、「オレが抱きたいかどうか」という主観です。十年前の自分が読んだら違う登場人物を抱きたいと思ったかもしれないし、十年後の自分が読んだらまた違った感想を抱くかもしれない。だから人の数だけ楽しみ方があるし、オレの楽しみ方が絶対なわけでもありません。そして結婚もしていないくせに偉そうなオレは「喰いごろの女」=「熟女」とすり替えているけど、少なくとも「熟女」とは実年齢でも相対的な年齢差でもなく、オレにとってはその女性の「生き様」です。
「自分は20年前から酒井法子が好きだったので彼女が前科者になった今でも好きだ」というのと「昔は酒井法子が好きだったけど今はAKB48のこの子が好きだ」との違いと大差ないじゃないかと思われるかもしれないけど、かなり次元の異なる話です。

「自分は熟女が好きだ」という軽々しい言葉をたまに耳にするけど、そう言い放つからには「そもそも『熟女』って何なんだ?」という問いへの自分なりの答えは持っていてほしいと思う。
オレは「生き様だ」という結論を現時点では下している。だから仮に熟女が揃っていますという看板を掲げていても、風俗店で素性の知れない女を買うことはない。無論、他人のものを盗ったりもしない。

言い繕っているようであれですが、自分だって若い頃は若い子と付き合っていたので、若い女性を敵に回そうという意図は全くございません。
「おっさんがきもいこと書いてるよ」と寛容に笑い飛ばしてもらえれば幸いです。


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